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めまいがツラくて憂鬱・・漢方のタイプ別めまい対処法を薬剤師が解説

めまいのせいで毎日がツライ・・・

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オーダーメイド漢方YOJO薬剤師の道川佳苗です。しばらく続くめまいや、立ちくらみなどめまいにも種類があり、生活に支障が出てお悩みの人もいるのではないでしょうか?今回は漢方の考え方によるタイプ別にめまいの対処法をご紹介します。

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めまいの種類は?

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めまいには大きく分けて2種類あります。1つ目は、周囲がグルグル回るような回転性のめまい、2つ目は体がフワフワとふらつくような浮動性めまいです。他には日常的に起こりやすいめまいとして、急に立ち上がった時に起こる立ちくらみなどがあります。

めまいが起こる病気は?

めまいが起こる原因は耳、目、首に異常がある場合など、様々に及びます。具体的にめまいが起こる病気には、メニエール病、内耳炎、突発性難聴などの耳の病気があり、その他には、高血圧や低血圧、貧血やうつ病などもめまいの原因になります。

漢方では「めまい」をどう考える?

水滞(すいたい)タイプ

漢方ではめまいが起こる原因を体内の「水(すい)」が溜まって滞っていることが原因と考えられています。漢方の考えで「水」とは血液以外の水分(リンパ液や汗、尿、涙、鼻水など)を指します。体の一部に余分な水が溜まっていることで、めまいを引き起こすと考えられています。

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めまい以外に、体が重だるい感じがする、むくみやすい、乗り物酔いしやすい、水のような鼻水が出るなどの症状がある人は、「水滞タイプ」の可能性があります。

気虚(ききょ)タイプ

全身を動かすエネルギーである「気」が不足しているのがこのタイプ。同時に胃腸が弱いことが多いです。

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めまい以外に、頭痛や、頭重感、疲れやすい、食欲不振、吐き気などの症状がある人は、「気虚」タイプの可能性があります。

血虚(けっきょ)・瘀血(おけつ)タイプ

全身に栄養分や潤いを運ぶ働きをする「血(けつ)」が不足しているのが血虚タイプ、「血」の巡りが悪いのが瘀血タイプです。

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めまい以外に、冷え、むくみ、貧血、皮膚の乾燥などの症状がある人は血虚タイプ、のぼせや便秘、肩こり、頭痛などの症状がある人は瘀血タイプの可能性があります。

タイプ別めまい対策法は?

水滞タイプ

水分代謝を促して、体に溜まった余分な水を排出することが必要です。冷えると水分代謝が落ちるので、温かいものを摂るようにして胃腸を冷やさないようにしましょう。

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おすすめの食材は、とうもろこし、豆類、はと麦茶、しょうがなどです。漢方薬では、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)や五苓散(ごれいさん)がよく用いられます。

気虚タイプ

胃腸の調子を整えて、気を補うことが必要です。「気」は胃腸から作られるので、このタイプも水滞タイプと同様、温かいものを飲食するようにしましょう。

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おすすめの食材は、米、いも類、きのこ類、鶏肉などです。漢方薬では、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)などが用いられます。

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