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[チェックリスト]フェムゾーンのかゆみとおりもの。病院に行くべきはどんなとき?

美容

“健やかで美しい体と心”を手に入れるための最新情報を女性医療ジャーナリストの増田美加がお届けします。ジメジメする梅雨時は、粘膜のかゆみや赤みが気になりますね。気になるけれど、人に相談しにくい症状には、腟や外陰部などのフェムゾーンのかゆみやおりものがあります。いつもと違う、かゆみやおりものは不安だけれど、病院に行くのは恥ずかしい…という相談をよく受けます。どんな症状なら婦人科を受診すべきか、チェックしてみましょう。

◎性感染症(STI/STD)検査

心配の可能性があれば、採血で、梅毒、エイズ(HIV)、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなどの検査ができます。梅毒の人は、エイズにも感染しやすいという報告があるため、両方を検査します。B型、C型肝炎ウイルスへの感染の有無は、行っておきたい検査です。

おりものに、血液が混ざっている場合は、がんの可能性も考えられますので、放置せずすぐに婦人科で検査しましょう。また、おりものの異常やかゆみに、下腹部の痛みをともなうこともあります。心配な症状がある場合は自己判断するのではなく、受診することをまず考えましょう。

◎子宮頸がん検診

不正出血やおりものの増加、性交痛などは、子宮頸がんの初期症状の可能性があります。また症状がなくても、20歳以上は2年に1回は行うべき検査です。細胞診といって、子宮の入り口の子宮頸部から、小さなブラシで細胞を採取して調べます。

また、HPV検査といって、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の有無や、頸がんのハイリスクになるHPVの型を調べる検査もあります。

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フェムゾーンにかゆみを感じたら怖がらず早めに検査しましょう/GettyImages

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『もう我慢しない! おしもの悩み 40代からの女の選択』(オークラ出版)
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