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[チェックリスト]フェムゾーンのかゆみとおりもの。病院に行くべきはどんなとき?

美容

“健やかで美しい体と心”を手に入れるための最新情報を女性医療ジャーナリストの増田美加がお届けします。ジメジメする梅雨時は、粘膜のかゆみや赤みが気になりますね。気になるけれど、人に相談しにくい症状には、腟や外陰部などのフェムゾーンのかゆみやおりものがあります。いつもと違う、かゆみやおりものは不安だけれど、病院に行くのは恥ずかしい…という相談をよく受けます。どんな症状なら婦人科を受診すべきか、チェックしてみましょう。

女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」

上述の項目で、ひとつでも当てはまるものがあったら、要注意です。婦人科を受診しましょう。特に、性行為をするときにコンドームを使わない人は、ハイリスクです。自分の体を守り、性感染症予防のためにコンドームは、必ず使いましょう。

婦人科で行う性感染症の検査って?

かゆみやおりものなどの心配な症状があった場合、婦人科で行う検査を紹介します。これらは、症状がなくても、20代~40代の女性なら年1回は受けておいてもいい検査項目です。女性特有の検査ですから、知っておくと役に立ちます。恥ずかしがらず、早めに婦人科で検査してもらうと安心です。万が一、病気がある場合でも、早めに治療すれば大事にならず、簡単な治療で済むことが多いのです。

おりものや性感染症の検査ですることは?

いつもと違うおりものやかゆみ、性感染症の不安があった場合に行うのは、こんな検査です。

◎おりもの検査

腟からおりものを採取して、細菌、クラミジア、淋菌、カンジダ、腟トリコモナスなどを検査します。細い綿棒でおりものをそっと取るだけなので痛みはなく、数秒で終わります。

おりもの検査では、下着を脱いで内診台に上がります。結果が出るまでには数日~1週間程度かかります。まずは検査だけして1~2週間後に結果を聞きに行き、異常があれば薬を処方してもらうのが一般的な流れです。ただ、おりものを見ただけで明らかに病気が疑われる場合は、検査結果を待たずに薬が処方されることもあります。治療はお薬で治るものがほとんどです。怖がらず早めに検査しましょう。

検査では、腟炎、外陰炎、性器クラミジア感染症、淋菌感染症、腟カンジダ症、腟トリコモナス症などの病気の有無がわかります。不妊症の原因になる病気もあるので、性経験がある女性は、年1回程度は行うとよい検査です。

◎性感染症(STI/STD)検査

心配の可能性があれば、採血で、梅毒、エイズ(HIV)、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなどの検査ができます。梅毒の人は、エイズにも感染しやすいという報告があるため、両方を検査します。B型、C型肝炎ウイルスへの感染の有無は、行っておきたい検査です。

おりものに、血液が混ざっている場合は、がんの可能性も考えられますので、放置せずすぐに婦人科で検査しましょう。また、おりものの異常やかゆみに、下腹部の痛みをともなうこともあります。心配な症状がある場合は自己判断するのではなく、受診することをまず考えましょう。

◎子宮頸がん検診

不正出血やおりものの増加、性交痛などは、子宮頸がんの初期症状の可能性があります。また症状がなくても、20歳以上は2年に1回は行うべき検査です。細胞診といって、子宮の入り口の子宮頸部から、小さなブラシで細胞を採取して調べます。

また、HPV検査といって、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の有無や、頸がんのハイリスクになるHPVの型を調べる検査もあります。

フェムゾーンにかゆみを感じたら怖がらず早めに検査しましょう/GettyImages

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