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不安感や気分の落ち込みは暑さのせい?漢方的!夏うつ対策法

ライフスタイル

「夏うつ」って知ってる?

オーダーメイド漢方YOJO薬剤師の道川佳苗です。毎日暑い日が続いていますが、夏バテ以外にも夏には「うつ症状」にも気を付ける必要があるってご存知でしたか?

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疲れや、やる気のなさで夏バテかと思ってた症状も、もしかしたら「夏うつ」かもしれません。今回は漢方の考え方による夏うつ対策法をご紹介します。

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夏の暑さで気分が落ち込むって本当?

暑さが続くこの時期に、気分の落ち込みや不安感が強まったりしていませんか?

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夏になってからこのような症状が出た人は、季節性のうつの可能性も考えられます。夏の暑さや汗も気付かぬうちにストレスになっているかもしれません。また、室内と外との気温差も自律神経のバランスを乱す原因になり、情緒不安定を引き起こすことも。

漢方では「心」の弱りがうつを引き起こす?!

漢方では「五臓」という体の機能の分類があります。夏は「心(しん)」という、全身に血を循環させ、精神的な活動を管理する役割がある部分が負担を受けやすく弱りやすくなります。

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ストレスや過労でも負担がかかりますが、夏の暑さによって心(しん)が疲弊すると、精神的に乱れが生じ、不安感や気分の落ち込みなど情緒不安定になったり、不眠を引き起こすことがあります。

漢方的!夏うつ対策法

漢方の考えでは「心(しん)」に負担をかけないように心掛けることで、気分の落ち込みなどのうつ症状を起こしにくくします。

1.苦味のある食材を摂る

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心の働きを促すのは苦味のある食材です。体にたまった余分な熱を冷ます作用があり、イライラや不安感を抑えるのにも役立ちます。ゴーヤ、ごぼう、アロエなどがおすすめです。

2.クーラーによる冷やしすぎに注意

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クーラーを使用して、体を冷やしすぎると血流が悪くなるため、心を弱めることにつながります。設定温度は高めに設定し、体が冷えてしまった場合はお風呂でしっかりと温まり汗をかくようにしましょう。

3.睡眠時間をしっかりとる

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「心(しん)」が弱ると血の巡りが悪くなります。血の巡りを良くする簡単な方法は、睡眠です。特に、夜間に血は作られると考えられているので、夜更しせずに早めに就寝するように心掛けましょう。

4.漢方薬を飲む

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漢方薬は特に、軽症のうつ症状や、西洋医学的な治療を補助するものとして用いられます。五臓の「心(しん)」の異常の他に、「肝(かん)」や気・血・水では「気」の異常が関わっています。体質や症状によって、合うものが選びましょう。

体力はあるが神経が過敏なタイプには

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):精神不安があって、動悸や不眠などの症状がある人に用いられます。

体力はなくイライラが強いタイプには

抑肝散(よくかんさん):小児に夜泣きの症状が出ているとき、お母さんと小児が同時に服用することもある漢方薬です。神経の高ぶりを抑えてくれます。

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