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[9/27〜10/3の運勢]9月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

カルチャー
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今週のふたご座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

沈黙を取り入れる

今週のふたご座は、開くがごとく閉ざすがごとく、そのあわいに佇んでいくような星回り。

九鬼周造は日本の伝統的な美意識について分析した『「いき」の構造』(1930)のなかで、ヨーロッパの絵画について触れて「湯に入つてゐる裸體姿は往々あるにも拘らず、湯上り姿は殆ど見出すことが出来ない」と指摘していましたが、確かに湯上り姿のような「いき」な身ごなしを描いた絵というのはまず見かけません。

彼は足かけ8年にわたってヨーロッパに留学し、パリに滞在しているときに先の本の端緒となった論文を書いているのですが、おそらく手近にパリの女性や芸術をたくさん見て、そこでの幻滅が執筆を深く動機付けたのでしょう。

九鬼は湯上り姿の「いき」さを時間性と空間性の点から言及しています。前者は「裸體を回想として近接の過去にもち」とあるように、さっきまで裸だったんだろうなと想像を働かせるから艶めかしいし、後者はうすものを羽織っているという、相手への通路が塞がれながらも開いているという、微妙なところがいいんだと言っている訳です。あなたもまた、逆に実感の伴わない言動は慎むということを心がけていきたいところです。

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今週のかに座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

無為

今週のかに座は、必ずしも主体的である必要もなし。

「働かぬ日は秋風の虜かな」(島谷征良)の「虜」とは、囚われている人の意。とはいえ、意に反して囚われているのかと言うと、必ずしもそうではなく、みずから望んで囚われていることもあるはずです。

「愛の虜」などと言う場合もそうですが、掲句の「秋風の虜」というのもまた同様でしょう。久々の休日、なにをしようかととりあえず玄関の外に出たところで、さっと吹きわたる秋風に身も心もまかせてみるのも悪くないと感じ入っていたのかも知れません。

何事も主体的かつ能動的であること、人生を自分の力と判断で切り開いていくこと、が絶対善であるかのように言われがちですが、こうした秋風にあたってみると、風に吹かれるまま、足が向かうままに身を任せているうちに、ひょいと峠を越えていくということだってあるのでは、と斜めに構えたくもなるというもの。あなたもまた、ともすると前のめりになりがちな人生に、ひとつ余白をもうけるくらいのつもりで過ごしていきたいところです。

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