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[9/27〜10/3の運勢]9月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

カルチャー

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

無為

今週のかに座は、必ずしも主体的である必要もなし。

「働かぬ日は秋風の虜かな」(島谷征良)の「虜」とは、囚われている人の意。とはいえ、意に反して囚われているのかと言うと、必ずしもそうではなく、みずから望んで囚われていることもあるはずです。

「愛の虜」などと言う場合もそうですが、掲句の「秋風の虜」というのもまた同様でしょう。久々の休日、なにをしようかととりあえず玄関の外に出たところで、さっと吹きわたる秋風に身も心もまかせてみるのも悪くないと感じ入っていたのかも知れません。

何事も主体的かつ能動的であること、人生を自分の力と判断で切り開いていくこと、が絶対善であるかのように言われがちですが、こうした秋風にあたってみると、風に吹かれるまま、足が向かうままに身を任せているうちに、ひょいと峠を越えていくということだってあるのでは、と斜めに構えたくもなるというもの。あなたもまた、ともすると前のめりになりがちな人生に、ひとつ余白をもうけるくらいのつもりで過ごしていきたいところです。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

素直になっていくための儀式

今週のしし座は、自分の思っていることひとつとっても、どこかから来た思いが巡っているのだと捉えなおしていくような星回り。

哲人皇帝マルクス・アウレリウスの『自省録』は、最盛期のローマ帝国の皇帝であった著者の日記であり、原題が「自分自身に」であるように、激務の傍ら自身の悩みと葛藤、信念と希望とをひたすら自分のために綴っていった備忘録であり、起きた事実をそのまま記録したのではなく、自分が為すべき行動の規範やその参考となる考え方(ストア派の哲学など)を書きつけたものでした。

「これ以上さまよい歩くな。(中略)お前の生の目的に向かって一路急げ」
「あたかも一万年も生きるかのように行動するな。(中略)生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。」

著者はこのように書き記すことによって、まさに精神をそこに鎮め、その積み重ねを通してなすべき行動を確定させていったのです。今週のしし座もまた、そんな著者のように自らの精神を深め、行動を支えてくれるような基盤を改めて整えていくことに注力していきたいところです。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

情が動いてナンボ

今週のおとめ座は、無自覚だった自己投影が、回収されていくような星回り。

「櫛買へば簪がこびる夜寒かな」(渡辺水巴)は、秋の夜寒のものの数分の出来事について詠まれた句。店頭に立って櫛を買ったところまではいつも通り。ところが、そのそばにあった「簪(かんざし)」が、自分も買ってもらいたいような風をしてこちらに媚びている、というのです。

おそらくこれは、実際に簪がそうしているというより、実は人のほうがあの簪もうつくしいと気付いて、欲しい気持ちが出てきているのだけれど、その何とも言えない情を簪のほうに寄せて、簪が人に媚びておると言ってみせた訳です。

擬人化というのは、いつでも起こるというものではなくて、「美しい」とか「奇妙だ」とか、まずこちらの情が動いて、それが対象に投影されて始めて起こってくるプロセスであって、掲句はそうした“物”とのやり取りをどこかで楽しんでいる句なのだとも言えるかもしれません。あなたもまた、人と人でないものを区別することなく関わりそのものを楽しんでいくつもりで過ごしていくべし。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

お宝ゲットに向けて

今週のてんびん座は、いまの自分に必要な関わりや学びを、きちんと見定めていこうとするような星回り。

古本屋というのは売ることももちろん大事なのですが、買うほうがもっと大事なのだそうです。というのも、新刊書店などと違ってどこかに問屋さんがある訳ではなく、仕入れはお客さんからの買取か、古書組合の市場での売買だけだから。

もし組合に未加入でやっている店なら、お客さんが持ち込んでくれる本だけが頼りな訳です。さらに古本の値段というのは、基本的に店主の独断と偏見であり、同じ本でも立地や客層次第で、つまり店によって全然売れ方が違いますから、店なりの基準というのをいかに確立するかが大切になってくる。

いくらお客さんに「他の店ではもっと高く値段がつきましたよ」とか、場合によっては、「こんな低い値段をつけてバカにするな!」なんて怒鳴られても、「うちの値段」ということを堂々と言えるようになっていくのでなければ、結局続かないんだとか。あなたもまた、相場がどうとか他人がどうといった声に惑わされることなく、自分にとって必要なものを必要な分だけ取り入れていくべし。

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