昨年着倒した、お気に入りのあの服この服。
今年クローゼットから出して見たら「……あれ、こんなに毛玉ついてたっけ?」とがっかりすることはありませんか。
毛玉がつくと途端に安っぽく見えて着る機会も減り、そして処分……。そんな経路をたどる衣類を簡単に生き返らせるのが「毛玉取り器」です。
昨今、100均にも電動式のものがありこの季節に人気ですが、キャンドゥの毛玉取り器は形も他と違っていて、使い勝手も想像以上!その実力を試してみました。
キャンドゥの毛玉取り器はあれに似てる!?
こちらがキャンドゥの「かんたん毛玉取り器 LINT REMOVER」(※LINT REMOVERとは英語で毛玉取りの意味です)。
価格は550円(税込/2021年12月現在 ※単3電池×2本別売り)と、キャンドゥにしては高額商品。ただし、形も今までの100均のものと形が全く違っています。
この形、どこかで見覚えがある人もいるのでは?
実はSNSでも評判がよく、Amazonの評価でも高得点をマークしている「テスコム」の毛玉取り器にそっくり。
ただ、テスコムの毛玉取り器の価格は2,000円前後なので、デザインは似ていてもどこまで使い勝手がいいのかは未知数。
しかし侮ることなかれ!そのコスパ最強な使い勝手、さっそくご紹介します。
1.ハンドルがあるので作業しやすい
さすが高級毛玉取り器と同じ形状なだけあって、とにかくハンドル部分が持ちやすくなっています。実際に生地の上に毛玉取り器を置いてみると、まるでアイロンのようにスムーズに使えるのがわかります。
電源スイッチもハンドル部分の親指が届く位置にあります。
スライド式なので、ハンドルを持ったままその親指でオンオフができ、作業のスタートもストップもとてもスムーズです。また、単3電池×2本で動くので、コードレスでどこでも使えるのも良いですよね。
2.生地保護リングがあるので生地が傷みにくい
この毛玉取り器が「100円商品の毛玉取り器」とはっきり違うのは、この『生地保護リング』の存在です。はめ込みタイプの透明なリングがついていて、回すことによって生地とカッターとの距離を選ぶことができます。
また、この生地保護リングを外すこともできます。パッケージの裏にある説明書には、
《生地保護リングあり》セーター、毛布など
《生地保護リングなし》ジャージ、トレーナーなど
と目安の記載があり、基本的に「毛足の長いものにはリングあり」を推奨しています。
ただ、筆者が毛足の短い綿100%の靴下で、「生地保護リングを外してごりごり押し付けて毛玉をとってみる」と……
このように、けば立ってしまい、生地を傷めてしまいました。
強く押しつけて使用すると、このように傷めてしまうので、あくまでも力任せにせず、アイロンをかけるような程よい力で行う必要があります。力加減に注意が必要ですね。
また、生地保護リングは「カパッ」と外れるタイプなのですが、最初とまどって回してしまいました。すると、誤ってその下の「カッターカバー」が外れてしまいました。
生地保護リング:カパッとはめて着脱するタイプ
カッターカバー:クルクル回して着脱するタイプ
なので、取り外しには十分注意しましょう。