白身魚のたらは、漢字で『鱈』と書く、冬が旬の魚です。冬の料理として、たらちりなどの鍋料理がありますよね。たらはカロリーコントロールのしやすい食材でもあるのです!今回は、たらの栄養や一味違う味を楽しめるレシピをご紹介します!
たらの豆知識
よく知られているのは2種類
よく知られているたらには、「まだら」と「すけとうだら」があります。どちらも冬が旬で、淡泊な魚です。
一般的に「たら」と呼ばれるのは、まだらです。体長は1mにもなる大型の魚。脂肪が少なく、冬の鍋料理に使われます。
すけとうだらは、鮮度の低下が速いので、大部分がすり身として加工され、かまぼこなどの練り製品との材料となります。そして、「たらこ」はすけとうだらの卵です。
たらを使ったご当地めし
青森県の郷土料理には「鱈のじゃっぱ汁」という料理があり、津軽地方で正月に欠かせない、たらのアラを使った料理です。真冬の漁の最高のごちそうだったそうで、現在も浜料理として食べられているそうです。
大分県の郷土料理には、「たらおさ」という料理があります。たらのエラと干した胃を使った、甘辛い煮物です。ごはんだけでなく、酒のつまみにもよく合うそうです。
「たら」の栄養をチェック
「たら」は低カロリー!
たらの特徴は、低カロリーで高たんぱくなところです。
まだら、すけとうだらともに100g中のカロリーは72kcalと低く、たんぱく質は17g程度です。
主菜でカロリーを抑えられるとカロリーコントロールしやすくなるので、たらはダイエット向き食材としておすすめです。
ビタミンDを含む
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するために必要な栄養素です。日光を浴びることでも作られます。室内にいることが多いなど、日光を浴びる時間が少ない方は不足しやすいことが考えられます。
100g中のビタミンD含有量は、まだらは0.5μg、すけとうだらは1.0μgです。たらはビタミンDを豊富に含むわけでありませんが、ビタミンDを含む食品は少ないので、低カロリー、高たんぱくな食材として、ささみや鶏むね肉のかわりに、たらを選ぶこともおすすめです。
管理栄養士考案「たら」のレシピ3種
たらを使ったヘルシーレシピ
たらは淡泊なので、いろいろな味付けを楽しめることも魅力です。一味違う味のレシピを紹介するので、参考にしてみてくださいね。
おもてなしにも!すけとうだらのソテーコーンバターソース添え
クリーミーなコーンバタークリームがたらのおいしさを引き立てます。
タラのカリっとふわっとピカタ
カレー粉を使ったピカタです。カレー粉を使うことで魚の臭みを感じにくくなりますよ。
鱈のジンジャーオレンジソース
しょうがのピリッとした辛味と、オレンジの甘さと酸味のソースが、たらにマッチします。