ダイエット中、我慢しようと意識すればするほど食べたくなってしまう甘いスイーツ。生クリームたっぷりのショートケーキの誘惑に勝つのは至難の業ですよね。ダイエットに知っておきたいカロリーの話や食べ方・選び方のコツを管理栄養士がお伝えします。
IsFoodHealthLABO
ダイエット中でも食べたいショートケーキ。そのカロリーはどのくらい?
「ダイエット中だけどショートケーキが食べたい!」そんな甘いもの好きのダイエッターとって、気になるのが「カロリー」ですよね。大きさにもよりますが、ショートケーキ1個のカロリーは、366kcalです。(※出典1)
ごはん1杯分(150g)のカロリーが252kcal、日清カップヌードル醤油味のカロリーが353kcal、マクドナルドのフィレオフィッシュバーガーのカロリーが341kcalであり、これらのカロリーと比べて分かるように、パクパク食べてしまうのは考えもの。ダイエット中のケーキ選びには注意が必要そうですね!
ショートケーキに含まれる糖質・脂質の量はどのくらい?
ダイエッターにとって、カロリーと同様に気になるのが糖質と脂質の量。ショートケーキには、28.5gの糖質、25.3gの脂質が含まれています。(※出典1)
主な材料は卵、砂糖、小麦粉、生クリーム、フルーツですが、中でも砂糖と生クリームの分量が多いため、糖質や脂質の割合も高くなります。特に脂質は、1gあたり9kcalなので、1gあたり4kcalの炭水化物(糖質)やたんぱく質と比べて、2倍以上のエネルギーとなります。(※出典2)
そのため、脂質が多くなるほどカロリーは高くなります。ショートケーキといえば、たっぷりの生クリームが幸せ度を高めてくれますよね!でも、この生クリームには脂質が多く含まれているのです!(※出典3)残念ながらダイエットと生クリームは、相性がいいとは言えなさそうですね。
お店や市販品のショートケーキのカロリーは?
気軽にショートケーキを買えるお店と言えば、「コージーコーナー」や「不二家」が代表的ですね。今ではコンビニでも本格的なショートケーキを買うことができるようになりました。
ショートケーキと言えば苺のイメージですが、苺以外のフルーツを使ったショートケーキもあるので楽しみが広がりますよね!それぞれのショートケーキのカロリーについても、チェックしてみましょう!
・コージーコーナー「苺のショートケーキ」・・・348.9kcal/個(※コージーコーナーのコールセンターに問い合わせて確認)
・不二家「プレミアムショートケーキ」・・・267kcal/個(トッピング苺を除く)
・不二家「三角ショートケーキ」・・・356.9kcal/個(36カット)、227.1kcal/個(48カット)
※三角ショートケーキについては店舗によってカット数が違うため、店舗ごとに要確認。(※不二家のコールセンターに問い合わせて確認)
・ローソン「シャインマスカットのショートケーキ」・・・192kcal/個(※出典4)
ショートケーキ以外のケーキと比較してみよう!
ダイエット中のケーキ選び。どんなケーキを選ぶかでカロリーも大きく違ってきます。ショートケーキ以外のケーキのカロリーはどのくらいなのでしょう?
・チョコレートケーキ・・・438kcal/個
・モンブラン・・・425kcal/個
・ティラミス・・・398kcal/個
・レアチーズケーキ・・・348kcal/個
・ベイクドチーズケーキ・・・315kcal/個
・ロールケーキ・・・251kcal/個
・ミルクレープ・・・235kcal/個
※カロリーは「カロリーslime」より転記しています。
いろいろなケーキと比較してみると、ショートケーキは中間に位置しています。では、ダイエット中にケーキを食べたくなったときには、一体何を選べばいいのでしょう?
ダイエット中にケーキを食べるときのポイント
ダイエット中でも食べたい誘惑にかられ、つい手が伸びてしまう。甘いものの魔力ですよね。そして、我慢ばかりのダイエットは続かないのが現実。そんな時は、選び方を工夫してみましょう!
まずは、カロリーが低いものを選ぼう!
一般的な「ダイエット」では、運動や基礎代謝などでエネルギー消費を増やすよりも、食事で摂取するエネルギーを減らすことで減量を目指すことが多いですよね。(※出典5)摂取エネルギーを抑えたい時期に高カロリーのスイーツは控えたいところ。
ロールケーキやミルクレープは、ほかのケーキに比べてカロリーが低めです。生クリームの少ないケーキの方がカロリーを抑えられる傾向があります。大きさが小さければカロリーも低くなることが多いので、パッケージを確認しながら、まずはカロリーの低いものを選ぶようにしましょう。
ショートケーキを選ぶのであれば、フレッシュな果物がたっぷり入ったものを選ぶのがオススメ。缶詰のフルーツを挟み込んだものはシロップ漬けになっているためカロリーが高くなりがちなので注意が必要です。食べる回数を減らす、カロリーを確認してから買うなどの工夫ができるといいですね!
食べる時間は夜より昼間!
脂肪細胞から分泌されるレプチンは、食欲の抑制やエネルギー代謝亢進に働いています。夜遅い食事が習慣化するとレプチンの作用が低下し、メタボリックシンドロームをまねく原因となると言われています。(※出典6)
ケーキに限らず、太りやすい体にならないようにするためにも、遅い時間に食べることは避けたいですね。
食べ合わせ・飲み物にも気をつけよう!
「小さなケーキでは満足できない!」というあなたには、ほかのフルーツを一緒に食べることをオススメします。ケーキとフルーツをワンプレートにすれば、まるでカフェで提供されるスイーツのよう!見た目にも楽しむことで、お腹も心も満たされることでしょう。
そして、もうひとつ気を配ってほしいのが飲み物!せっかくケーキのカロリーを気にしても、牛乳たっぷりのラテやお砂糖入りの飲み物を飲んでしまっては、ケーキ選びの工夫も残念な努力に終わってしまいます。飲み物は無糖のお茶やコーヒーなどを選びたいですね。