「老後資金」っていくら必要なんだろう?
自分たちの家計に合った方法で、1000万円貯蓄を目指す限定企画「1000万円貯蓄塾」。
“塾生”として企画に参加してくれるロカリ読者といっしょに、あなたの家計を見直してみませんか?1000万円という金額が、現実的な貯蓄目標として変わるかもしれませんよ。
前回に引き続き、塾生さんは・・・
もうすぐ出産予定のマナミさん(仮名)
「10年で1000万円貯めたい」
昨年結婚と同時に新築一戸建てを購入したマナミさん。もうすぐ新しい家族が誕生するということで、現在は産休中。
1年で100万円を貯めようとやりくりしていて、今回の企画には「10年で1000万円貯めたい」と参加してくれました。
▼マナミさんの「前編」の記事はこちら
☑ マナミさんのプロフィール
▼家族構成/2人暮らし
・マナミさん(31歳)※産休中
・夫(35歳)
愛知県/持ち家一戸建て/車あり
家計診断&コーチしてくれるのは・・・
迷える塾生たちの家計を診断&コーチしてくれるのは、ファイナンシャルプランナーの水谷明日香先生です。
マナミさんの家計を診断し、「年間支出の予定」を書き出すようにアドバイスしてくださいました。
※マナミさんの家計診断については、「前編」の記事で紹介しています。
家計診断から約1ヶ月。
前編の記事でご紹介した通り、水谷先生の家計診断とアドバイスを受けたマナミさん。
あれから約1ヶ月後。マナミさんの家計に変化があったのか聞いてみました。
格安スマホに変えて、通信費を削減!
月に8,000円ほどかかっていたマナミさんのスマホ代。マナミさんが格安スマホに変えたことによって、通信費を約2,000〜3,000円カットできるように!
なお、旦那さんのスマホについては、欲しい機種が見つかったら変えるかもしれないそうです。
「年間支出の予定」を出しました!
産休中のマナミさんは収入が減ってしまうので、貯蓄の鍵となるのが旦那さんのボーナス80万円。ボーナスのうち、どれだけ貯蓄に回せるか考える材料になるのが「年間支出の予定」です。
学生のときに国民年金保険料の免除手続きをしたマナミさん。追納分が50万円ほど残っているので、年間支出として入れています。がっつり全額払うのはちょっと厳しいので、分納しながら完納しようと計画中。
年間支出の予定を書き出すことによって、貯蓄の目的意識を高めることもできるので、みなさんもぜひ書いてみてくださいね。
ボーナスの半分を貯蓄にまわしたい…!
前回の水谷先生のアドバイス「ボーナスの半分を貯蓄に回せればベスト」を受け、「ボーナス80万円のうち、30〜40万円を貯めようと考えています」と頷くマナミさん。
ちなみに出産費用は、夫婦の貯蓄から支払おうと考えているのだそう。
“生命保険の見直し”も考えています
毎月4万3000円の貯蓄型保険に入っているマナミさん夫婦。マナミさんが入っている3つの保険内容をチェックした水谷先生は、医療保障が重複していることを指摘し、保険を見直すことを提案しました。
「自分でも保険内容を見直して、医療保障の部分がダブっているなぁと感じていたので、水谷先生のおっしゃる通りだなと思いました」と話すマナミさん。
とはいえ、大学卒業後に入り7〜8年支払ってきた保険をパッと解約するのは、気持ちの部分の整理も必要だったり…。
「見直した方がいいというのは重々わかっているのですが、ちょっと複雑な気持ちですね」と、正直な胸の内も話してくれました(頭では理解しつつも、心はちょっぴり切ないことってありますからね)。
老後資金の貯め方がわかりません…!
格安スマホに乗り換えたり、保険の見直しを検討したり、前向きに取り組んでいるマナミさん。だからこそ新たな悩みも生まれるようです。