まずは“手取りの2割”を目標に貯蓄!
「貯蓄も手取りの2割できれば、すごく優秀なんですよ。サエさん夫婦の場合、手取りが45万円なので2割貯蓄を目指すと9万円になります。教育資金として毎月2万円(児童手当1万5000円を除く)貯蓄されているので、あと7万円を家計から捻出していきましょう。
そこで鍵になってくるのは、もしかしたら貯まっている可能性のある生活費用口座。この口座に数万円でも貯まっていれば生活費を多く入れて管理していることになるので、今後は余剰分を先取り貯蓄として回せば確実に貯めることができます」(水谷先生)。
みなさんも、ご自身の手取りの2割がいくらになるか、計算してみると理想の貯蓄額がわかりますよ。
「手取りの収入」× 0.2 = 「貯蓄額」 で出るので、ぜひ試してくださいね!
〜水谷先生の金言〜
負担が大きい出費を見直そう
お子さんの教育費をしっかり積み立てているサエさんに、「リスク回避しながら準備・工夫していけばいいですね」と水谷先生。
家計の負担が大きい住居・光熱費については、
「実際にかかっている金額を一度洗い出してみて、お母さまと話し合うのもひとつの手段かと。値上がりが続いているので7〜7万5000円ほど負担してもらえれば、目標とする貯蓄額9万円に近づけると思います」とアドバイス。
食費や水道光熱費、ガソリン代等…考えればキリがないほど生活必需品の値上がりが厳しい今。家計簿をつけて、全体を見直すことの大切さを教えてくださいました。
サエさんはどう変わる?「後編」につづきます
水谷先生からアドバイスを受けたサエさん。
サエさんのその後については、7月の掲載を予定しています。どうぞお楽しみに♡
マネー指導をしてくれたのは...
ファイナンシャルプランナー・水谷明日香先生
株式会社エフピーウーマン 取締役
ファイナンシャルプランナー
キャリア・デベロップメント・アドバイザー
「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。
イラスト / いのがしら