子育て中は「しなきゃいけないこと」がいっぱい!真面目な人、がんばり屋さんほど、無意識のうちに心身がこり固まっている傾向があるようです。こんな時こそあえて体からアプローチして、心の緊張をほぐしてみませんか。
真面目なことはいいことだけれど
真面目に頑張ることはとても良いことです。けれどもいつも“〇〇でなきゃ!”“〇〇しなきゃ”とばかり思っていると、自分のキャパシテイ以上に頑張りすぎてしまいがち。特に子育てをしていると、そんな思考のクセに自らが追い立てられてしまうことが多くなります。自分自身だけなら「まあいいか…」だったものが、子どもが関わるとなると「しっかりしなきゃ!」と頑張ってしまうママ。とても素敵なことですが、気を張りすぎていると、途中でパタリと心が折れ、急に心身ともに疲れてしまうこともあり得ます。そうした疲れはメンタル的な部分はもちろんのこと、肉体的な忙しさとは別に、体が常に緊張状態にさらされた結果の場合もあるのです。
思考のクセをいきなり変えるのは難しい?
実は、筆者自身もつい真面目に頑張りすぎてしまうタイプです。特に子どもができてからは、こうしよう!といったルールを気づかぬうちにたくさん作っているように感じます。そのほうが上手く進むこともありますが、時にはどうしようもなく疲れてしまうことも……。そこで現在は、時には“まあいいか”と思えるクセをつけるように意識して練習しています。とはいえ思考のクセを変えるのってなかなか難しいことも事実……。
こんなときに行ってみたのが、この1ポーズストレッチです。まずは強張っている体から緩めてみるのも良いのではないでしょうか?体が緩めば気持ちも緩むはず。
忙しいママや時間がない方もすぐにできる、「1つのポーズで肩と脚を同時にスッキリさせちゃうストレッチ」です。
1分あればできる だから好きなときにやろう
立ったままできるストレッチですので、滑らないようであればヨガマットを引く必要もありません。肩がつらい、脚がパンパン、そう感じたときや、ちょっと気持ちをスッキリさせたいと感じた時に試してみてください。
やり方:
1.タダーサナから始めます。耳からくるぶしまでが一直線になるように、でも身体の力は抜いてまっすぐに立ちましょう
photo by KogaNastumi
2.息を吐きながら前屈します。両膝は緩めてOKです。上半身が力まないよう、リラックスしましょう
photo by KogaNatsumi
3.背中側に手を回し、指を組んだら手のひらを合わせます。両手を天井方向に上げましょう
photo by KogaNatsumi
4.上半身は前屈をしたまま、両腕だけ上へと伸ばします。下半身の伸び、肩まわりに心地いい刺激を感じられればOKです
5.3~5回ほど呼吸したら、両手を解放します。息を吸いながらゆっくりと上体を起こしましょう
やれるときにやる・やれないときはやらない
こういったストレッチも、よし、毎日やらねば・・・!と考えると、その時点でしんどくなったり、一度やらないだけで挫折してしまったりしがちです。
ならば、たとえばお湯がわく間にとりあえずちょっとやってみようかな?くらいの気持ちでやってみませんか? 思った以上に気持ちよくなり、やみつきになるかも?です。
体がほぐれてくると自然に「ま、いいか」の気持ちにシフトしやすくなるので、ぜひ、まずは一度!の気持ちでお試しください。