トーンオントーンチェック
同じ色相で明度差を変化させた、2色以上の色を重ねて使ったチェック柄のこと。同系色で濃淡をつけた柄なので、全体的に統一感が生まれ、落ち着いた印象になるのが特徴です。
【コーディネートのポイント】
穏やかで落ち着いたイメージのトーンオントーンチェック柄。合わせるアイテムも同系色にすると、コーディネートが自然とまとまります。
ピンチェック
ピンで刺したような小さな格子柄のこと。遠目で見ればほぼ無地のように見えます。日本では、微塵格子(みじんごうし)とも呼ばれています。スーツなどでよく使われるチェック柄です。
【コーディネートのポイント】
無地のような柄なので、どんなコーディネートにも取り入れやすいのが嬉しいポイント。普段よく使うカラーを基調にしているアイテムを選ぶといいですよ。
ハーリキンチェック
ひし形の模様で構成されたチェックのことをいいます。ハーリキンとは「道化役者」のことを意味し、道化師の衣装でよく使われることが多いことから、名付けられました。
【コーディネートのポイント】
ひとつ取り入れるだけで、個性的なコーディネートが完成します。原色を取り入れたレトロなコーディネートにはもちろん、シンプルスタイルのアクセント使いにも◎
その他のチェック柄
黒と白など対照的な2色の色糸を斜文織りした格子柄のことです。日本語では小弁慶ともいわれます。シェパードとは、「羊飼い」の意味で、スコットランドの羊飼いがこの柄をはじめて着用したことから、この名称になったといわれています。
明度差のある同系色、または、色違いの2種類のシェパードチェックを組み合わせた、小格子柄のこと。名前の由来は、アメリカの狩猟クラブ「gun club」が好んでこの柄の服を着ていたことから付いたといわれています。
かご・バスケットのように経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を織り込んだ格子柄のことで、籠格子、網代格子と呼ばれることもあります。もともとは織り組織でこの柄を表現していましたが、最近では色の濃淡で籠目を表現するものも増えています。
バッファローチェックとは、黒ともう1色を組み合わせ、交差する部分を濃い黒にした格子柄のことをいいます。1830年創業のアメリカのアウトドアアパレルブランド「ウールリッチ」が、人と獲物を誤認するのを防止するため、視認性の高い赤×黒のチェック柄を開発したという話が、そのルーツとして有力です。