チェック柄は秋冬になると見かけることが増える人気の定番柄。タータンチェックやギンガムチェックのようによく耳にする種類の他にもたくさんの種類があります。この記事では、チェック柄の種類別に特徴や名前の由来を解説。チェック柄のコートやパンツ、スカート、ワンピースなどのおすすめファッションアイテムも厳選してご紹介します。
千鳥格子
イギリスで誕生した、千鳥格子柄。日本では、千の鳥が飛んでいるように見えることから千鳥格子と呼ばれています。ハウンド(猟犬)の歯にその形が似ていることから、英語ではハウンドトゥースチェックと呼ばれているのだそう。
ブロックチェック
正方形が交互に並んだ格子柄のことを、ブロックチェックと呼びます。日本では「市松模様」とも呼ばれ、これは、江戸時代の歌舞伎役者、初代 佐野川市松がこの柄の袴を履いて注目されたことに由来しています。
ウィンドウ・ペン
単色の縦横の細い線が交差して、四角形を形づくっている格子柄のことをいいます。見た目が窓の格子に似ていることから、その名が付きました。 シャツやスカート、パンツ、ジャケットなど多様なアイテムの柄としてよく使われています。
トーンオントーンチェック
同じ色相で明度差を変化させた、2色以上の色を重ねて使ったチェック柄のこと。同系色で濃淡をつけた柄なので、全体的に統一感が生まれ、落ち着いた印象になるのが特徴です。
ピンチェック
ピンで刺したような小さな格子柄のこと。遠目で見ればほぼ無地のように見えます。日本では、微塵格子(みじんごうし)とも呼ばれています。スーツなどでよく使われるチェック柄です。
ハーリキンチェック
ひし形の模様で構成されたチェックのことをいいます。ハーリキンとは「道化役者」のことを意味し、道化師の衣装でよく使われることが多いことから、名付けられました。
シェパードチェック
黒と白など対照的な2色の色糸を斜文織りした格子柄のことです。日本語では小弁慶ともいわれます。シェパードとは、「羊飼い」の意味で、スコットランドの羊飼いがこの柄をはじめて着用したことから、この名称になったといわれています。
ガンクラブチェック
明度差のある同系色、または、色違いの2種類のシェパードチェックを組み合わせた、小格子柄のこと。名前の由来は、アメリカの狩猟クラブ「gun club」が好んでこの柄の服を着ていたことから付いたといわれています。