クリスマス、お正月…と、イベントシーズンはいつもより豪華な食事やお酒を飲む機会が増え、消化に負担がかかりがちです。食事を楽しむだけなら良いですが、「この時期は、食べ疲れで辛い…」という声もよく聞きます。そこで、今回はアーユルヴェーダの消化に優しい食べ方を取り入れて、イベントシーズンを元気に乗り切る方法をご紹介します。
イベントシーズンには、ホームパーティーや外食など、消化に負担のかかる食事が続きがちです。特にコース料理などは、出されたものを順番に食べているだけで相当な負担になります。また、お酒を飲む機会も増えますね。
このような食生活が続くと、胸焼け、胃もたれ、お腹にガスが溜まる、下痢あるいは便秘などの不調が出てきます。あるいは、気づいたら体重が増えていた…なんてこともあるかもしれません。そこでアーユルヴェーダの消化に優しい食べ方を取り入れて、
食べるものを少しだけ調整しましょう。重い食事を摂りがちなイベントシーズンでも気をつけるべきことを紹介します。
乳製品と魚・肉・卵の組み合わせを控える
AdobeStock
動物性たんぱく質は異なる消化酵素を必要とするので、複数の動物性たんぱく質を組み合わせた食事はそれだけ消化にエネルギーを使うということです。クリーム味のパスタやシチュー、チーズの盛り合わせにハムなどをプラスするのは控えた方が良いということです。例えば、パーティーでのメニューを選ぶなら、できるだけクリームやチーズを使った味付けのものは控えると良いでしょう。
冷たい飲み物を控える。特に食事中や食事の前後。
AdobeStock
冷たい飲み物も食べ物も、消化器官を冷やし消化の働きを半減させてしまいます。キンキンに冷えたビールやシャンパンより、
ホットワインの方がより消化を邪魔しません。もちろん、お酒全般はアーユルヴェーダでは控えた方が良いものに
入りますから、お白湯や温かいお茶を食事中に飲むのがベターです。
例えば、ホットワイン出なくても、飲み物はキンキンに冷やすのではなく、常温でいただくなど、自分にストレスがない範囲で
冷たいものを控えるようにしましょう。また、同じ理由で食後のデザートのアイスクリームはオススメできません。
炭酸飲料はお腹が張る原因に。
AdobeStock
イベントというとシャンパンやスパークリングワインなど、炭酸のものを飲む機会が増えます。しかし、炭酸飲料はアーユルヴェーダでは風のエネルギーであるワータを悪化させ、お腹にガスを発生させると考えられます。
お腹が張るとお腹が痛くなったりしますし、腸の動きが制限され、消化にもよくありません。どうしても炭酸のものを飲むときは、乾杯の1杯だけにして、2杯目以降はそれ以外の飲み物を飲むと良いでしょう。
隠し味に生姜を加える。
AdobeStock
生姜は消化を促進する最も手軽なスパイスと言えます。もし家でパーティー料理を作るなら「どの料理なら生姜が合うだろう?」と、ぜひ、考えてみてください。生姜であれば、ドライジンジャーパウダーでも、おろし生姜でも構いません。
生姜は和風にも洋風にも合う万能な風味を持ち、スープ、肉料理、魚料理と色々な料理に合います。あるいは、料理で取り入れるのが難しい場合は、飲み物に入れるのも良いでしょう。生姜を加えたチャイティーや、白湯におろし生姜を入れて飲むのも消化のサポートに役立ちます。