apartment301さんのお部屋がとてもすっきりとして見えるのは、ものが少ないことと合わせて、徹底して部屋にある色味の数を絞られていることも理由のひとつです。
床はよくある木目調から、モルタル調のフロアタイルを敷くことでグレーに変更。
玄関の上がり框も、吸着タイルの「YUKAPETA」を使って、木の色からグレーへと変えられています。
ガスコンロは、リンナイの「Vamo」。使用しないグリルはついていない、デザイン性の高いものを選ばれています。
「なるほど」と思ったのがこちらの電源コードの隠し方。
コード用のボックスにL字金具をとりつけ、石膏ボード用のフックで壁にかけて「浮かせる」ことで、見た目も綺麗に、そうじもしやすくなったんだそう。
黒くて大きく、場所をとるテレビもおかず、DRAW A LINE の上に載せた小型のプロジェクターで映像を映して楽しみます。「休みの日は、お部屋が少し暗い朝に映画やドラマを楽しむことが多いです」
布製のカーテンやラグ、マットなども一切使わず、窓にはシンプルなハニカムシェードを。「服を減らして、部屋全体の布の量も減らしたことで、ほこりが少なくなって掃除が楽になりました」
照明にこだわってつくる「ジャパンディ」な部屋
和と北欧をミックスした「ジャパンディ」な雰囲気をテーマにされているapartment301さん。北欧の部屋づくりに欠かせない素敵な照明がお部屋にはたくさんあります。
ベッドサイドには、イサム・ノグチの「AKARI」。
キッチンにあるのはガラス器ブランドの創設者ピーター・アイビーの「 LIGHT CAPSULE」。一目惚れして買われたというこのライトがあることで、キッチンに立つのが楽しみになったそう。
壁にはシャルロット・ペリアンの「CP1」。名作の照明が、お部屋のあちこちをやさしく照らします。
部屋に置くものも、色も、徹底してこだわってミニマルに。でも、名作の照明などお気に入りのものに囲まれた、豊かな暮らし方をされているapartment301さん。自分の暮らしにとっては、何が一番大切か、そんなことを振り返ってみたくなるような、素敵で真似したくなるお部屋でした。
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text : Miha Tamura / photo : @apartment_m301
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出典: goodroom journal