お酒もコンビニ飯も大好きだけど、半年で15キロ痩せた経験を持つ、ずぼらな管理栄養士・高杉保美さんが提唱する「ずるやせダイエット」。一生太らない&やせやすい体作りが習得できる、著書『ずるやせダイエット』(WAVE出版)より「我慢しないで痩せる食べ方Q&A」をご紹介します。
Q.朝食は抜いてもいい?
朝にお腹がすかない、食べる習慣のない人は無理をしなくてもOK。でも1食分の栄養素が不足してしまうので、ドリンクタイプのプロテインなどだけでも飲めると、たんぱく質を補給できるのでおすすめです。
イラスト 今井夏子
Q.生理前の食欲が抑えられない!
生理前は黄体ホルモン(プロゲステロン)が増え、からだに水分を溜め込み、たくさん食べようとする本能が働きます。そんなときはイソフラボンを含む大豆食品を食べてホルモンバランスを整えることがおすすめ。また、この時期はストレスも感じやすいので、我慢するより低糖質の食品を食べるなどで解消しましょう。最近はコンビニでも低糖質チョコレート(1袋あたり糖質4.0g程度)が手に入ります!
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Q.甘いものが無性に食べたくなったら?
食べすぎを防ぐために自分の中で「ここまで」という目安を作りましょう。例えば「糖質は10g以下に抑える」など目安があると、まったく食べられないよりもストレスなく、なおかつ無限に食べないようコントロールできます。どうしても甘いものが食べたくなったら、低糖質のギリシャヨーグルトやプロテインバーなどを選び、なるべく代謝の良い昼間に食べるようにしましょう。
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Q.夜遅くに食べてもOKなものはある?
なるべくなら食べないほうが良いのですが……我慢することはストレスになるので、どうしても食べたいときは消化の良い汁物や温野菜系の食事にしましょう。たんぱく質でも脂質の少ないほうが消化に良いので、豆腐などの大豆食品がおすすめ。ただ、夕食は就寝の4時間前に済ませるのが理想です。
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Q.ダイエット中におすすめの飲み物は?
外食やコンビニ飯などで脂質が多いなと感じたときは、脂質の吸収を抑制してくれる烏龍茶を。また緑茶はカリウムやカフェインが多いのでむくみの解消や、カテキンによる脂肪燃焼効果も期待できます。炭酸水も体温を上げ血流を促進してくれるのでおすすめ。空腹時に飲めば食欲も抑えてくれます。どれも1日に500ml程度が良いでしょう。純粋な水をたくさん飲むのが苦手な人は、こうした飲み物で水分補給するのもおすすめです。
Q.むくみ体質は改善できる?
お酒の飲みすぎや塩分・水分の摂りすぎなどを原因として考えがちですが、実は一番多いのが糖質の摂りすぎなのです。糖質は1gにつき3~4gの水分を取り込むので、その結果ウエスト、顔、足がむくみやすくなります。私自身がまさにそれで、糖質を摂りすぎた日とそうではない日とで写真写りが変わるほど!また、実はたんぱく質が不足してもむくみやすくなります。以前、からだは細いのに顔だけが丸いと悩んでいた方が、プロテインを飲み始めたとたん顔がスッキリしたケースもありました。むくみに悩む人は、糖質を摂りすぎていないか、たんぱく質が不足していないかチェックしてみましょう。
『ずぼら管理栄養士が教える ずるやせダイエット』(WAVE出版)より
教えてくれたのは…管理栄養士・高杉保美さん
業界最大手ジムにて2000人以上に栄養指導してきた酒飲み・元デブ管理栄養士。重力に負けないカラダづくりを食事から徹底的にサポート。ダイエットの敵であるストレスに負けない栄養指導をライフスタイル別・体質別に行う。自身も管理栄養士を取得後に半年間でマイナス15㎏のダイエットに成功している。
『ずぼら管理栄養士が教える ずるやせダイエット』(WAVE出版)より
著書に「やセレクション~これを選んで食べたら、15kgやせました~」(主婦の友社)、共著に「ラクうまで続けたくなる!オートミール朝ごはんレシピ」(SDP)がある。
Instagram:@homi1112
YouTube:元デブ管理栄養士 高杉保美