京都市左京区の岡崎エリアで人気の「すりながしスタンド だしとうまみ」。伝統的な和食の「すりながし」を、ワンハンドで手軽に飲める新しい形にした「飲む和食」が話題です。日本食料理長がていねいに取っただしのうま味、こだわりの素材のおいしさ、本格的な和食の味を気軽に楽しめて、栄養満点!まるでスイーツのようなビジュアルと、味のギャップも新鮮です。
平安神宮へも歩いてすぐ。岡崎エリア歩きの途中で立ち寄りたい
「すりながしスタンド だしとうまみ」があるのは、京阪神宮丸太町駅から東へ徒歩約10分の場所。平安神宮や岡﨑神社にもほど近い岡崎エリアの、丸太町通り沿いに立つ「京都ハンディクラフトセンター東館」にあります。京都ハンディクラフトセンターは、京都の伝統工芸品をはじめ、京都や和を感じられる品々の購入や体験もできる施設。幅広く、いろいろな京都を感じることができます。
「すりながしスタンド だしとうまみ」へは、東館の正面玄関を入って奥の階段で2階へ。
まず、2階の注文カウンターでオーダーをして、番号札を受け取り、できあがるのを待つスタイルです。
満足感たっぷり!ワンハンドで「飲む和食」
まるでスイーツみたいなかわいいビジュアルの「すりながし」は、スープ感覚で楽しめる「飲む和食」! 一番底にだしのジュレ(ゼリー状のだし)、その上にすりながし(野菜をすりつぶしたペーストと液体のだしを合わせたもの)、豆乳のエスプーマ(ホイップ)という、三層構造でできています。全体をよくかき混ぜ、太めのストローで吸って、いただきます! 少し大きめの具材は、マドラースプーンですくえばOK。
「すりながしスタンド だしとうまみ」をプロデュースするのは、京都ハンディクラフトセンター内にある、本格的な日本料理を提供する「匠 正阿弥(たくみ しょうあみ)」の料理長。料理長自らがていねいに取るだしと、素材のうま味だけで作る、本格的な和食のおいしさが特徴です。こだわりのだしには、2年寝かせた昆布と、独自にブレンドした鰹節を使用。旬を大切にした具材やトッピングの素材にも、とことんこだわっています。
野菜たっぷりで、一杯で満足感が得られ、ちょっと小腹がすいたときにぴったり!定番メニューのほか、季節限定の新メニューも登場するので、要チェックです。冬期(~2月末)は、ほっこり温かい「百合根とからすみのすりながし」なども登場、大人気でした。
こちらは「枝豆のすりながし」イートイン660円、テイクアウト648円。トッピングに菊花があしらわれた、華やかな一品です。枝豆特有の味と、中に入っている具材のエビとの相性が抜群。白玉団子や近江こんにゃくなど、いろいろな具材の食感が楽しめるのも魅力です。どのすりながしも、野菜がたっぷり使われていますが「野菜が苦手な子どもも、これなら喜んで食べる!」という声が続出。栄養満点で、ヘルシーなすりながしは、若者はもちろん、子どもからお年寄りまで幅広く好まれています。
かぼちゃチップスがトッピングされた「かぼちゃのすりながし」イートイン660円、テイクアウト648円。かぼちゃの濃厚なやさしい甘みと、具材の鶏ミンチのうま味、だしが絶妙にマッチ。豆乳エスプーマでクリーミーさが増して、おいしさも増し増しです。
「とうもろこしのすりながし」イートイン660円、テイクアウト648円は、身体にやさしい和風のコーンポタージュスープのようなイメージ。とうもろこしの甘みと、具材の押し麦とのコラボレーションがいい味を出しています。トッピングのナッツのアクセントも利いています。
一番人気は、「紫芋のすりながし」イートイン660円、テイクアウト648円。紫芋のぺーストの上品な甘みと、だしが合わさって生まれた独特の味わいに、はまる人が多いそう。近江こんにゃく、白玉だんごの食感も楽しんでくださいね。
イートインもテイクアウトもおすすめ!手軽に楽しめる本格派の味
館内にはイートインスペースが充実。2階には、一面ガラス張りの明るいイートインスペースが広がっていて、ゆったりと過ごすことができます。
開放感たっぷりの窓側の席に座り、道行く人を眺めながら町歩きのプランを立てるのもいいですね。
カウンター席から見える、吹き抜けの向こう側には、さまざまな伝統工芸品が並んでいます。すりながしをオーダーしてから、できあがるまで、店内を見ながら待つのもOK!京都の伝統工芸に思いを馳せたり、大切な人や自分自身のおみやげを選ぶこともできます。