(4)わが家のものさしを持っている
子どもを塾に通わせてもお金が貯まる家庭の人は、「季節講習が高額になりすぎる」と感じるなら、予定コマ数を減らす、その分家族の旅行は控える、などの行動をとり、全体として予算以上の支出になりすぎないように注意をして塾の費用を支払っているものです。
その判断に、「お友達はこれだけ申し込んでいるから」といった「お友達のものさし」は持ち込みません。
わが家にできることと、できないことの判断を「わが家のものさし」で計ってから決定するため、「思ったよりお金がかかりすぎてしまい、支払えるのか心配だ」といったことがそもそも起こらないのです。
反対に、塾の費用のために貯蓄ができないという人は、「塾の先生に言われたから」「お友達が申し込んでいるから」といった他人軸で判断しようとするため、なかには借金をしなければ申し込めないような内容のプランに申し込んでしまう人さえいます。
どんなに魅力的な内容のプランでも、「収入以上のプランはNG」といった線引きを決めないと、子どもにかける費用がどこまでも青天井になりやすいので、気をつけましょう。
塾の費用で「赤字」にならないために
一般的に高額になりやすい塾の費用ですが、貯蓄を両立させるためには、どのようなバランスで家計をやりくりするかという計画が非常に大切です。
無計画な人ほど、「塾の費用で貯蓄ができない」ということになりやすいので、収入とのバランスを考えた行動が大切ですよ。