朝のストレッチは毎日を開始するのに最高の方法です。そこで今回お気に入りのティーチャーたちに彼らのお気に入りの朝のストレッチについて尋ねてみました。それらの方法を実践すれば、毎日をより健康で幸せに感じられるでしょう。
たとえ朝型人間で8時間たっぷり睡眠をとったとしても、朝はとにかく忙しいものです。たいていの人は、体内時計で目覚めてベッドで寛ぐような時間はなく、目覚まし時計を使い、朝の準備を一気に行うというのが現実です。しかしながら、たった5分でもストレッチをしてから、コーヒーを入れたり、シャワーを浴びたり、出かける準備をすれば、1日が様変わりします。 毎日の始まりに心の準備を整え、体を動かし、少し深呼吸をすれば、あなたの1日に大きな変化が訪れるのです。
より詳しいインスピレーションが必要ですって? 今回、私たちのお気に入りのヨガ・ティーチャーたちに彼らのお気に入りの朝のストレッチについて尋ねてみました。彼女たちの声を参考に、より生産性が高く、幸せな日々を手に入れましょう。
①リナヨガ創設者、リナ・ヤクボヴィッチュ
朝に行うヨガストレッチ: 仰向けスパイナルツイスト
ベッドの左端に仰向けになる。右ひざを両手で胸に引き寄せ、ベッドの左端にむかって右ひざを倒していく。頭は右側に向け、ツイストさせた状態で深呼吸を5回繰り返そう。それから、反対側も同様に行う。次にベッドの右端に移動して仰向けになる。両手で左ひざを抱え、右側に倒してベッドの端へと移動させる。頭は左側に向け、ツイストしたまま深呼吸を5回行う。
スパイナルツイスト/YJ US
彼女がこの朝のストレッチを気に入っている理由
「赤ちゃんのようにスヤスヤ寝るタイプであろうと、一晩中寝返りを打つタイプであろうと、朝早い時間に深いツイストを行うと、夜に凝り固まった体をほぐすことができます。さらに、深くストレッチを行うために、ひざ下をベッドの外までしっかり伸ばすと、もう間も無く起きて準備する時間だ、ということを自分自身の体に知らせることができます。私にとってこのポーズは、1日に必要な心と体の集中力と柔軟性を与えてくれるものです」
②オムスターズ創設者、キノ・マクレガー
朝に行うヨガストレッチ:太陽礼拝
マクレガーさんは毎朝、ヨガと瞑想のプラクティスから1日をスタートし、ヨガ・プラクティスは必ず太陽礼拝から始める。この一連の動きは、強さと柔軟性を絶妙に組み合わせており、体を温め、心身を目覚めさせると彼女は言う。山のポーズ(ターダーサナ)で始める。呼吸しながら、両腕を頭上に上げる。その際、両手のひらを合わせ、親指を見つめよう。息を吐きながら、前屈して手を足へと運ぶ。吸う息で、胸を引き上げ、若干前方を向く。吐く息で、軽くジャンプまたはステップして四肢で支える杖のポーズ(チャトランガダンダーサナ)を行う。
息を吸いながら、胸を開いて上向きの犬のポーズ(ウールドゥヴァムカシュヴァーナーサナ)をとる。息を吐きながら、お尻を引き上げて上体を倒し、下向きの犬のポーズ(アドームカシュヴァーナーサナ)を行う。このまま5呼吸しよう。息を吸いながら、ステップまたはジャンプして両足を両手の間に置く。息を吐きながら、上体を起こし、上向きの犬のポーズになる。息を吸いながら、立ち上がり、両手を頭上に挙げ、手のひらを合わせて親指を見つめる。サマスティティヒとしても知られる山のポーズへと戻る。
太陽礼拝のダウンドッグ/YJ US
彼女がこの朝のストレッチを気に入っている理由
「太陽礼拝は、ヨガ・プラクティスの基本的なポーズの中でも、より気軽に行いやすい基礎的なものです。最も魅力的なのは、どんな体をも整える効果がある点です。太陽礼拝はプラクティスの一部として取り入れることができます。そして、たった5分間であっても、体の奥深くと向き合うことができ、体を良い状態へと導くことを可能にしてくれます」
③ブリソロジーの創設者、オウウェン・フィン
朝に行うヨガストレッチ:牛の顔のポーズ(ゴムカーサナ)のアレンジ
フィンさんいわく、このポーズは、アーサナ・瞑想・プラナヤマ(呼吸法)を贅沢に組み合わせているそう。座り姿勢で右脚を左脚の上に組んだ状態で開始する。地に根を下ろすように足を動かないようにしっかり固定する。そうすることで、ひざや足首の関節が安定し、股関節の筋肉を安全にストレッチすることができる。5分間このポーズを続け、反対側も同様に行う。数分経過後、体感が崩れそうになった場合、左手または左ひじを体の中心線を超えてひざの上の方へと運び、積極的に圧を加えて、より深く体を伸ばして行く。そして前傾姿勢で股関節を屈曲させる。股関節の開きを高めるため、右側の坐骨をグッと後方へ引く。長く深い呼吸を続けよう。
ゴムカーサナ/YJ US
彼がこの朝のストレッチを気に入っている理由
「私は早起きが好きです−バリの私が住む村では朝5時、まだ空に星が輝いています。−イスラム教の祈りを行います。バルーンを膨らませるときのように腰周りが広がるのを感じながら、マインドフルな長い呼吸をします。 息を吐くときは、まるで股関節の周りに存在するタイヤの空気圧を抜くように行い、自分の体の組織が剥がれていくような感覚になります。牛の顔のポーズ(ゴムカーサナ)は腰から股関節にかけての緊張やコリを取り除いてくれます。これらの体の部位が開くと、心も体も巡りが良くなるのです」
④ロック・ユア・ブリスの創設者、マリー・ベス・ラルー
朝に行うヨガストレッチ:座位ツイストと肩のストレッチ
座り心地の良い場所に座って11分間呼吸とともに瞑想を行う。そして息を吐きながら、両腕を真上に上げて、上体を右に倒していく。次に右の手を床に起き、左手は頭の上へと伸ばす。息を吐きながら、空に向かって胸を引き上げよう。そのままの状態で数呼吸し、反対側も行う。
座位ツイストと肩のストレッチ/YJ US