寝つきが悪い夜ほど焦りが出てさらに眠れなくなる……なんて経験あるのではないでしょうか。そんな夜は深呼吸をしながら行う「ゆるゆるストレッチ」がおすすめ。疲れている身体のコリもほぐれて心地よい睡眠へと導いてくれますよ。
なかなか眠りにつけない…原因は自律神経の乱れかも
「身体は疲れているのになかなか眠れない」「眠いのに寝れない」、そんな経験がある人、もしかすると「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。自律神経とは自分の意思とは関係なく、呼吸や循環など生命の維持に必要なことを、身体が自動的に行なう働きのこと。自律神経には、活動的な『交感神経』とリラックス作用のある『副交感神経』があり、2つがバランス良く働くことで、身体を健康的な状態に保っています。
自律神経がストレスや生活習慣の乱れなどによって崩れると、本来活動的でいたい日中に眠気やだるさが襲ってきたり、眠りにつきたい夜間に目が冴えてきてしまったりなどの状態が起こってしまいます。
photo AC
快眠のために覚えておきたい2つのポイント
背中をほぐす
自律神経のバランスを整えて、夜に心地よく眠りにつくためにアプローチしたいポイントは「背中」です。自律神経は背骨周辺を伝って全身に広がっているため、背中のコリをほぐすことは自律神経のバランスを整えるのにとても効果的です。
日頃デスクワークなどで同じ姿勢で過ごす時間が長いという人は、特に背中がコリやすくなっているので、寝る前にほぐすことで身体もスッキリして心地よく入眠することができます。
生活リズムを整える
自律神経のバランスを整えるには、規則正しい生活を送ることが大切です。不規則な生活や乱れた食事は、自律神経のバランスを崩す原因となります。起床時に太陽の光を浴びたり、適度な運動を日常的に行なうなどして、生活リズムを整えるように心がけましょう。
寝る前5分!ベッドでできる快眠ゆるストレッチ
ごろごろストレッチ
①仰向けに寝転がり、両膝を胸の前に持ってきて膝裏を両手でつかみます。
②膝裏で両腕を組み、身体を前後にごろごろ転がします。
③数回行ったら動きを止め、膝を抱えたまま背中を膨らませるイメージでゆったりと呼吸をしましょう。
photo by HINACO
胸を開くストレッチ
①仰向けになり、手のひらは下を向けて両腕を身体の下へ差し込みます。
②左右に身体をモジモジ動きながら、なるべく腕が外へはみ出ないようにしっかりと肩甲骨を寄せます。
photo by HINACO
③お尻で両手を踏み、ひじで床を押して胸を引き上げます。胸を反らし背中側に空洞ができるように頭頂部を床につけ、喉の前側を開きます。
photo by HINACO
④数呼吸キープしたら、あごを引いてゆっくりと仰向けの姿勢に戻ります。
ねじりのストレッチ
①仰向けになり左膝を胸の前で抱え、右脚はまっすぐ前に伸ばします。