関西各地にある花の名所を、花が見頃になる季節順にご紹介!春の桜、ネモフィラ、夏のヒマワリ、秋のコスモス、モミジ(紅葉)など、季節の訪れを感じさせてくれる美しい花の風景を探す旅へ、さあ出かけましょう!
山々を染める関西随一の桜の絶景「吉野山」(奈良県/吉野町)
桜の見頃:4月上〜下旬
吉野山は古来多くの桜が献木され、シロヤマザクラを中心に約3万本の桜が密集しています。開花期は山全体が桜色に染まり、"一目に千本見える"ほどの豪華さという意味で「一目千本」とも称されているほど。桜の開花時期に合わせて夜はライトアップも開催しています。
■吉野山(よしのやま)
住所:奈良県吉野町吉野山
TEL:0746-32-1007(吉野山観光協会)
交通:近鉄吉野駅から徒歩3分の千本口駅から吉野山ロープウェイで3分、吉野山駅下車、金峯山寺まで徒歩10分、花矢倉展望台まで徒歩50分
料金・時間・定休日:散策自由
海と空とネモフィラが織りなす青の絶景「大阪まいしまシーサイドパーク」(大阪府/大阪市)
ネモフィラの見頃:4月上旬〜5月上旬
大阪ベイエリアにある人工島・舞洲の北西ゾーンに、春になると約100万株ものネモフィラがあたり一面に咲き誇ります。ネモフィラは北アメリカ原産のムラサキ科の一年草で、和名を瑠璃唐草(るりからくさ)といい、鮮やかな青色がとっても印象的。見頃に合わせて「ネモフィラ祭り」(2023年は4月7日~5月7日開催)も開催され、ブルーのソフトクリームなど青色のスイーツも登場します。
■大阪まいしまシーサイドパーク(おおさかまいしましーさいどぱーく)
住所:大阪府大阪市此花区北港緑地2
TEL:06-4804-5828
料金:ネモフィラ祭り入園1300円
時間:9~17時(土・日曜、祝日、4月29日~5月6日は~18時30分)
定休日:期間中(4月7日~5月7日)無休
交通: 阪神高速5号湾岸線湾岸舞洲出入口から約2km
境内を覆い尽くす千年藤は圧巻「大歳神社」(兵庫県/宍粟市)
藤の見頃:4月下旬~5月上旬
境内にある「千年藤」は、天徳4年(960)に植えられたものと伝わっています。幹回り約3.8mもの大木から枝が四方に伸び、あたり一面に広がる藤棚はなんと約500㎡もの広さ!例年GW前後の開花期には1m以上の花房が境内を覆い尽くし、芳香を漂わせています。
■大歳神社(ださいじんじゃ)
住所:兵庫県宍粟市山崎町上寺122
TEL:0790-64-0923(しそう森林王国観光協会)
料金・時間・定休日:見学自由
交通:中国自動車道山崎ICから約2km
観音霊場の春を彩るシャクナゲ「岡寺」(奈良県/明日香村)
シャクナゲの見頃:4月中旬〜5月上旬
飛鳥の東方の山裾に立つ岡寺は、厄除け観音を本尊とする西国三十三所観音霊場第7番札所です。境内には約3000株ものシャクナゲがあり、とりわけ奥の院一帯は見事です。同時期にはボタンやツツジ、サツキも咲き、天竺牡丹(ダリア)を水面に浮かべた「華の池」も楽しめます。
■岡寺(おかでら)
住所:奈良県明日香村岡806
TEL:0744-54-2007
料金:拝観400円
時間:8時30分~17時(12~2月は~16時30分)
定休日:無休
交通:近鉄橿原神宮前駅から奈良交通バス飛鳥駅行きで24分、岡寺前下車、徒歩10分
大輪のボタンが美しく咲く「乙訓寺」(京都府/長岡京市)
ボタンの見頃:4月中〜下旬
聖徳太子の創建と伝わる古刹。桓武天皇の実弟・早良親王が幽閉された寺として、また当寺の別当であった空海に最澄が教えを乞いに来た寺として知られています。今はボタンの寺としても有名で、約1000株の大輪のボタンが、数々の歴史の舞台となった境内を華麗に彩っています。
■乙訓寺(おとくにでら)
住所:京都府長岡京市今里3-14-7
TEL:075-951-5759
料金:入山500円
時間:8~17時(御朱印受付は10~15時)
定休日:無休
交通:阪急長岡天神駅から徒歩20分
3800種ものバラが境内を優雅に彩る「おふさ観音」(奈良県/橿原市)
バラの見頃:5月中旬〜6月下旬、10月下旬〜11月下旬
「バラの寺」として知られるおふさ観音。平成7年(1995)から少しずつ増やし、今では約3800種4000株が咲き誇ります。基本的に1種類1株の栽培のため、さまざまなバラを見ることができるのも特徴です。春秋の開花期はともに「バラまつり」が開かれるので要チェックです。
■おふさ観音(おふさかんのん)
電話番号:0744-22-2212
住所:奈良県橿原市小房町6-22
交通:近鉄大和八木駅から奈良交通バス下市口駅行きなどで12分、小房下車、徒歩5分南阪奈道路葛城ICから約9㎞
料金:境内自由、本堂拝観300円
時間:7~17時(本堂は9~16時)
定休日:無休
P:20台