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門外不出の京みやげ!創業200年を超える「亀末廣」がお菓子で彩る四畳半の世界〜京都の老舗めぐり〜

香遊び「源氏香」の香之図をかたどったお干菓子「源氏」

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「げんじ」2900円

今話題の紫式部にちなんで、人気が高まりそうなお菓子が「げんじ」。こちらは江戸時代に流行った「源氏物語五十四帖」にちなんで種類の香を聞き分ける香遊び「源氏香」の符号を写したお菓子です。

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伝統的文様の五十四の図案型のうち十八の木型がいまも残っているそうで、そのうちの十二を組み合わせたものが入ります。

超レアなみやげならコチラ、七夕の時期にのみ販売される「乞巧奠(きこうでん)~星のたむけ七種~」

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※写真は、2023年の案内です。

予約必須で、手渡しのみの「星のたむけ」。お渡し日も2日間のみの激レア品です。毎年6月中に予約が必要な商品となりますので、気になる方はカレンダーにチェックを入れておきましょう。ほかにひな祭りのシーズン(2月12日~3月3日頃)には春らしいパステルカラーのお干菓子の詰め合わせ「おあそび」4200円が発売されます。

一休さん直伝と伝わる一休寺納豆を使った2つのお菓子

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「絹のしずく」1600円

最後に定番のお菓子を2つご紹介。共通するのは材料に一休寺納豆を使っているということです。一休寺納豆は、京都府京田辺市にある「報恩庵一休寺」でのみ販売している保存食。天日で干してはかき混ぜることを何度も繰り返し、黒褐色に乾燥した納豆は塩辛く、独特のにおいと風味があります。日本酒の肴としても好まれる珍味。

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和三盆の落雁に、しずくが落ちたようにぽつんぽつんと小さくカットした一休寺納豆が置かれ、口にすると甘さのなかに時々塩辛さが混ざります。

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「一休寺」2300円

同じく一休寺納豆を、こちらは大胆に大きな粒で置いた「一休寺」。禅宗のお寺の名を冠するお菓子だけに玄米を煎った粉が入っていて、舌にざらざらとした食感を残しながら溶けていきます。渋好みの方に贈りたい一品。

日持ちこそしませんが、京都に来た記念に季節の生菓子を購入して宿でいただくのも一興。京都旅行の思い出に、そしてその思い出をシェアするのに老舗のお菓子を贈るのはいかがでしょうか。

■亀末廣(かめすえひろ)
住所:京都府京都市中京区姉小路通烏丸東入ル
TEL:075-221-5110
営業時間: 9〜17時
定休日:日曜、祝日
アクセス:地下鉄烏丸御池駅から徒歩1分

Photo: photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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