シーン別の袱紗の色の選び方
お祝いごとやお悔やみごとなど、シーンよって適切な袱紗の色は異なります。ここでは、それぞれに適した袱紗の色の選び方を紹介します。
お祝いごと(慶事)
適した色:赤、ピンク、オレンジ、黄、ベージュ、金
結婚式などのお祝いごとには、暖色系の明るい袱紗を使うのが一般的。赤やピンク、オレンジ、黄色、金色などの袱紗を選びましょう。
お悔やみごと(弔事)
適した色:深緑、ブルーグレー、ネイビー、グレー
お葬式などのお悔みごとには、寒色系の落ち着いた色の袱紗を使います。紺やグレー、茶色などを選びましょう。
どちらにも使える(慶弔)
適した色:紫
紫は、お祝いごととお悔やみごとのどちらでも使うことができる色です。ただし、淡い紫は、お祝いごとのみに使う色なので、濃い紫の袱紗を1枚持っていると便利ですよ。
袱紗は刺繍や柄付きのものでも良い?
袱紗は、基本的には刺繍や絵柄の入っていない無地のものを選ぶのが無難です。ただし、お祝いごとの場合は、落ち着いたものであれば、刺繍や柄が付いていても問題ありません。柄物に関しては、鶴亀、松竹梅など、縁起の良い柄がおすすめです。
袱紗の包み方
袱紗は使う機会が少ないため、毎回包み方を調べているという方も多いはず。そんな方に向けて、ここでは袱紗の包み方についてご紹介します。
お祝いごと(慶事)
包むタイプの風呂敷タイプの袱紗は以下の手順で包みます。
1. 袱紗をひし型になるように開いて置きます。
2. 袱紗の中央からすこし左にご祝儀袋を載せます。
3. 袱紗を左→上→右の順で畳みます。
4. はみ出た部分を折り込み、形を整えます。
爪付きタイプの場合は、初めに爪が右側にくるように置くと、上記の手順で畳んだときに爪が上にきて綺麗に包むことができます。台付きタイプは片面が慶事用の暖色系、もう片面が弔事用の寒色系になっていることが多いです。お祝いごとのときは、暖色の面を表に向けて置き、その上にご祝儀袋を載せるようにしましょう。
挟むタイプの金封袱紗は、袱紗を右開きになるように持ち、表書きが読めるように祝儀袋を差し込みます。