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袱紗(ふくさ)の包み方・渡し方|色や柄のマナーとおすすめ12選

ライフスタイル

袱紗(ふくさ)は結婚式やお葬式の際にご祝儀袋や香典袋を包むアイテム。ここでは、いくつか種類のある袱紗の種類や色・柄の選び方、包み方や渡し方のマナーとあわせて冠婚葬祭におすすめの袱紗を厳選してご紹介します。

お悔やみごと(弔事)

包むタイプの風呂敷タイプの袱紗の場合は以下の手順で包みます。

1. 袱紗をひし型になるように開いて置きます。
2. 袱紗の中央からすこし右にご祝儀袋を載せます。
3. 袱紗を右→上→左の順で畳みます。
4. はみ出た部分を折り込み、形を整えます。

爪付きタイプの場合は、初めに爪が左側にくるように置くと、上記の手順で畳んだときに爪が上にきて綺麗に包むことができます。台付きタイプは片面が慶事用の暖色系、もう片面が弔事用の寒色系になっていることが多いです。お悔やみごとのときは、寒色の面を表に向けて置き、その上にお香典を載せるようにしましょう。

挟むタイプの金封袱紗は、袱紗を左開きになるように持ち、表書きが読めるようにお香典を差し込みます。

包むタイプ、挟むタイプにかかわらず、お悔やみごとの場合は、お祝いごとでの包み方と左右が反対になると覚えましょう。

袱紗の渡し方

袱紗の渡し方にも、袱紗のタイプや慶事、弔事によってマナーがあります。袱紗のタイプごとにそれぞれご紹介します。

挟むタイプ

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1.渡す直前に袱紗を取り出し、自分から見て右開きになるように袱紗を持ちます。

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2.袱紗からご祝儀袋を取り出して袱紗を閉じ、その上にご祝儀袋を重ねます。

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3.袱紗ごと時計回りに回転させ、相手側から表書きが読めるようにします。

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4. 「このたびはおめでとうございます」「心ばかりのお祝いでございます」などお祝いの言葉を添えて渡します。

お悔みの場合は、お祝いごとの渡し方の右と左を置き換え、反時計回りにして渡します。「このたびは突然のことで、お悔やみ申し上げます」「このたびはご愁傷様です」などお悔みの言葉を添えましょう。また、宗派によって使える挨拶や言葉が異なるため、事前に故人や葬儀の宗派を確認しておくようにしましょう。

包むタイプ

包むタイプの袱紗の場合は、以下の手順を参考にしてください。

1. 左手に袱紗を持ち、右手で袱紗を開いてご祝儀袋を取り出します。
2. 袱紗を畳み、その上にご祝儀袋を置きます。
3. 相手側から見て表書きが読めるよう、ご祝儀袋を時計回りに回転させます。
4. ご祝儀袋を渡します。

※お悔みの場合は、挟むタイプの袱紗と同様に、お祝いごとの渡し方の右と左を置き換え、反時計回りにして渡します。

袱紗がないときはハンカチや風呂敷で代用しよう

袱紗の準備を忘れたまま当日を迎えてしまったという人も安心してください。実はハンカチや風呂敷でも代用が可能です。色のルールは同じなので、お祝いごとの際は暖色、お悔やみごとの際には寒色を選ぶようにしましょう。

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1.ハンカチを、ひし形になるように広げます。ご祝儀袋は中央より少し左側に置きます。

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2.左側の角を持ち、ご祝儀袋の側面に沿うように折りたたみます。

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3.上の角を持ち、ご祝儀袋の形に合わせて折りたたみます。

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4.下の角も中に向かって折りたたみます。下の角がご祝儀袋よりも上にはみ出してしまう場合、角が見えないように内側に折り返します。

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5.右の角を折り、余った部分を裏に巻き込むようにして折ります。

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