ママやパパと親しい様子を見せる
子どもは信頼しているママやパパと親しく接する人は、自分にとっても味方だと感じやすいものです。
人見知りは、近づきたい気持ちと怖い気持ちの葛藤。知らない人の様子を自分のペースでじっくり観察する隙を与える意味でも、ママやパパとのかかわりを見せるのは有効です。
新しい人とは慣れた場所で会う
人見知りと似た言葉に「場所見知り」があります。文字通り、新しい場所に対して気持ちが不安定になり、泣き叫んだり慣れた人から離れられなくなったりする現象です。
新しい人に会うだけでも子どもの負担は大きいもの。せめて慣れた場所で会うことで、新しい人に対する怖い気持ちもやわらぐでしょう。
初めて会う人には構いすぎないよう伝えておく
初めて会う人には、事前に接し方を伝えておくことも大切です。いきなり目を覗き込まないこと、少しずつ慣れていけることを話しておくといいですね。
知らない人への興味は持っているので、こちらをチラチラ見る様子はあります。その都度反応せずに、本人のペースで「見慣れる」時間を作ってあげる協力をしてもらいましょう。
新しい人と会う機会を持つ
人見知りが激しいとついつい新しい人と会う機会を避けがちですが、人見知りの激しい子どもほど人への興味を強く持ち、近づきたいと感じていることが分かっています。
新しい人と会う経験の積み重ねは、人見知りそのものが落ち着くことにも繋がります。接し方や環境への配慮をしながら、無理のない形で機会を持つようにしましょう。
これだけは避けて!人見知りが激しい子へのNG対応
適切な接し方を知らないと、ついつい子どもに悪影響を与える言動をしてしまうかもしれません。人見知りが激しい子どもに対して行いがちな、気をつけたいNG対応を紹介します。
・「みんなと遊びなさい」と強要する
・「〇〇できないの?」と否定的な言葉をかける
・「失礼でしょ」と叱る
こうした対応や言動の根底には、人見知りは悪いことだとする考え方があるようにも見えますね。
まずは、大人が人見知りの現象に対して適切な認識を持つことが大切かもしれません。
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人見知りが激しいと、対応に戸惑ったり、発達に不安を感じたりすることもありますよね。
子どもが激しく人見知りをするのは、相手をじっくり見ながら「接近と回避の葛藤」を頑張っている証。
人見知りが悪いことだと決めつけず、適切な配慮をしながら子どもの成長を温かく見守っていきましょう。