今年も、いよいよ新米の季節が到来です。この時期だけのみずみずしい新米のおいしさ。できれば、我慢したくありませんよね。ここでは、ちょい足しおにぎりで、かしこく筋活してみましょう。40歳を過ぎると何もしていないのに、年間で1%も筋肉量が低下します。筋肉量が減ると、合わせて基礎代謝も落ちるため、太りやすい体質になってしまうのです。筋活おにぎりのポイントは、新米+タンパク質+ビタミンDです。栄養素だけを聞くと難しそうですが、定番具材でもすぐにできます。続きは本文でご覧ください。
40歳を過ぎると何もしていないのに、年間で1%も筋肉量が低下することもわかっています。ここでは、ちょい足しおにぎりで、かしこく筋活してみましょう。
ポイントは、新米 + タンパク質 + ビタミンD です。
タンパク質は筋肉の材料となり、ビタミンDは筋肉合成を促します。本来であれば、ビタミンDは日光浴によって、皮膚で合成できるものです。ただし、秋以降に日照時間が短くなると体内のビタミンD不足が目立つようになります。そこで、食べ物から意識的に取り入れる必要があるのです。
以下で、タンパク質とビタミンDが補えるおにぎりの具を紹介します。
筋活おにぎりの具1) 煮玉子と海苔
筋活おにぎり①
卵は、豊富なタンパク質とビタミンDのを含む「筋活おにぎりの具」です。卵に不足する食物繊維とビタミンCは、海苔で補いましょう。
そのほか、卵には食べたものをエネルギーに変えるのに欠かせないビタミンB2も多く含まれています。卵黄に豊富なコリンは、神経伝達物質の合成や細胞膜の健康をサポート! 脳の認知機能を維持する脳活にも役立ちます。
筋活おにぎりの具2)しらすと梅干し
筋活おにぎり②
しらすは、タンパク質とビタミンDを多く含む「筋活おにぎりの具」です。
また、カルシウムも豊富に含まれています。ビタミンDには筋肉の合成を促すほか、カルシウムの吸収を腸で助け、骨を強くする働きがあります。ここでは、しらすに梅干しを組み合わせましょう。梅干しに含まれるクエン酸は、腸内でカルシウムと結びついて吸収率を向上させます。40代以降の丈夫な骨を維持する骨活にもおすすめの組み合わせです。
筋活おにぎりの具3) かしわおにぎり
筋活おにぎり③
かしわめしは、福岡県の郷土料理です。米とだし汁、鶏肉、ごぼう、干ししいたけ、人参、調味料、油を炊飯器に入れて、炊きます。ビタミンDが豊富な干ししいたけと、タンパク質が豊富な鶏肉の組み合わせで、筋肉合成をサポートします。
だし汁には、干ししいたけの戻し汁を加えるのがポイントです。しいたけのグアニル酸と、鶏肉のイノシン酸のダブル旨味だしを吸ったご飯は、絶品! また、油を加えることで、脂溶性のビタミンDの吸収率がよくなります。
いかがでしたか?
今回は筋活おにぎりを3つ紹介しました。いずれも定番のおにぎりです。新米がおいしいこの時期に、ぜひお試しください。