日本人の食生活に欠かせないおにぎり、ラップで包みますか?アルミで包みますか?どちらを使うとよりおいしくなるのでしょうか。今回は、おにぎりを作る際のラップとアルミの比較、さらにおにぎりの上手な握り方まで詳しくお伝えします!
ちあき
おにぎり、何で包んで持ってく?
温かくなり、お花見や遠足など、出かける機会が多くなるこのシーズン。おにぎりを作って持っていくという方も多いのではないでしょうか。
手軽に作れ、なかに入れる具材によって様々な味わいが楽しめる日本人のソウルフード、おにぎり。そんなおにぎりですが、皆さんは何で包んで持っていきますか。ラップ?アルミ?それともおにぎり専用ケース?
人によって分かれるところですが、ラップで包んだ場合、アルミで包んだ場合それぞれどういったメリット、デメリットがあるのでしょうか。また、行楽シーズンに向け、おいしいおにぎりのレシピもご紹介します。
ラップで包んだ場合
ラップで包むメリット
おにぎりをラップで包む最大のメリットは、密閉できることではないでしょうか。アルミで包んだ場合、どうしても多少の隙間ができてしまいますよね。ですが、ラップの場合はおにぎりと密着させることが可能!空気に触れさせないことにより、ご飯が乾燥するのを防いでくれます。
この他にも、電子レンジでそのまま温めることができたり、カバンの中で潰れてしまっていても再度握り直すことができるといった点もラップの嬉しいところです。
また、小さいお子様がいるご家庭などの場合、ラップだとマジックで顔や絵を書いたりできるというのもラップのメリットと言えるかもしれませんね。
ラップで包むデメリット
一方、ラップで包むデメリットとしてはやはり通気性の悪さでしょう。短時間であればご飯をしっとりとした状態に保ってくれるのですが、時間が経つとともにべちゃっとした食感になってしまいます。
また、蒸れやすいため夏場などは傷んでしまわないか心配という声も。ちなみに、パリパリのり派の方の場合は、あらかじめのりをまいたおにぎりをラップで包んでしまうとしんなりしてしまいますので、食べる直前に巻くようにしましょう。
アルミで包んだ場合
アルミで包むメリット
アルミで包む際のメリットは、アルミとご飯の間に程よい隙間ができるため、表面が少し乾燥し、雑菌の繁殖を防いでくれるといった点があります。
この他、ラップと比べるとめくって食べやすいといった点も。ちなみに、年齢があがるほどアルミ派率が高くなるというデータもあるのだとか。確かに、アルミで包まれたおにぎりってなんだか懐かしい気持ちになりますよね。
アルミで包むデメリット
おにぎりをアルミで包むデメリットとしては、やはり電子レンジでそのまま温めることができないといった点ではないでしょうか。遠足など外で食べる分には問題ありませんが、オフィスで食べる場合などはやはり温かい状態で食べたいと思ってしまいますよね。その際は、アルミから取り出し、耐熱皿にのせて温めましょう。
この他、ラップと比べるとアルミの方がご飯粒がくっつきやすく、食べにくい場合があるというのもデメリットのひとつと言えるでしょう。
結局アルミとラップどっちがいい?
おにぎりをラップで包んだ場合とアルミで包んだ場合のメリット、デメリットについてご紹介しました。一概にどちらがいいとは言い難く、どういったシーンで食べるのか、どういった食感のおにぎりが好みか、どういった人が食べるのか……などによっても異なってきます。ご自身の好みやおにぎりを食べるシーンに応じて上手に使い分けてみてくださいね。
おいしいおにぎりの握り方
おにぎりを包むのに欠かせないアイテム、ラップとアルミについてお伝えしました。次に、おいしいおにぎりの握り方をご紹介します。普段何気なく作っているおにぎりも、これらのポイントをおさえることで、驚くほどおいしいごちそうへと大変身しますよ!
お茶碗とラップで衛生的に
おにぎりを握る際、手をぬるま湯で濡らし、塩を付けて握るという方もいるかと思います。ですが、いくらきれいに手を洗ったとしても、人間の手には常在菌という菌が多少なりとも存在しています。
健康な大人であれば特にからだに支障がでることはないかもしれませんが、体調が優れない時や小さなお子様の場合は、この常在菌によって食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。そのため、おにぎりを握る際は、お茶碗とラップを使用するほうが、衛生的にはおすすめです。
炊きたてのご飯を握る
冷めた状態のごはんでおにぎりを作ると、かなり固く握らなければならないだけでなく、握る回数も多くなってしまいます。
そうなるとご飯が潰れてしまい、あの炊き立ての時のようなふっくら感を感じられなくなってしまうのです。そのため、おにぎりを握る際は炊き立てのご飯を使うようにしましょう。お茶碗によそったご飯をラップに落とし、転がしながら丸めていくとうまく握れます。その際、やけどしないよう注意してくださいね。