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名画と向き合うものづくりの時間。ゴッホの名画がスプリングコートに生まれ変わるまで

SHOLETTE

ダイレクトに絵画をプリントして使用できるのがすごいですね。布に絵画の実物に近いサイズでプリントを施してみましたが、データがとっても高画質なので、印刷をしても絵画の美しさが損なわれなかったのは嬉しいポイントでした。

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慣れてしまえば意外と簡単でした。
最初に購入するときは販売期間金額など確認することも多いのですが一度やってしまえば簡単にできるようになると思います。

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ライセンス購入は、イメージアーカイブ・ラボ公式サイトのアート一覧から購入したいアートをカートに入れ購入するだけ。各ライセンスには販売上限金額があるので、minneで販売をする際は上限金額を超えないように価格設定と在庫数を管理することが大切です。
また、アート画像をもとに制作した作品の販売可能期間は、画像ライセンス購入から1年間。販売期間にも気をつけましょう。

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制作中の時間に絵画を存分に楽しめるのも嬉しいですね。
また、個人の作家だと制作販売にあたり法的な問題を細かく理解するのがなかなか難しいと思うのですが、イメージアーカイブ・ラボを利用すれば安心して絵画を使用できるので、制作に集中することができました。

こうして生まれた「ばらのスプリングコート」

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こちらがSHOLETTEさんとゴッホの「ばら」によって生まれた、スプリングコート。
「子どもたちにこれを着て美術館にいってほしいな」というSHOLETTEさんの思いがこめられ、フォーマル感がありつつ、子どもたちが動きやすくカジュアルな仕上がりにつくられています。

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コートのテーラードの襟元は小さめ。こちらはゴッホの自画像で身につけられている服を参考にしたもの。ゴッホが生きた時代の空気を感じられます。取り外しが可能なつけ襟も気分によって付け替えてお楽しみいただけます。

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写真で見るときと違い、洋服に仕立てるとより繊細に絵画の印象を与えることになるので、絵画をどの大きさで布に印刷するかがとても大事な作業でした。また、柄が印象的な位置に来るように、同じ柄がなるべく近くに来ないように当て込みながら裁断し、縫うという作業もこだわったポイントです。

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自分にとって巨匠の作品を勉強して吸収でき、向き合って考えて感じて取り入れて、あらたなアウトプットをつくることができる特別な機会だなと感じています。
もともと絵画鑑賞が好きなので、絵画をテーマにつくるのがSHOLETTEのアイデンティティの1つになりつつあります。もっといろんな絵画を広く深く知って、作品をつくっていきたいと思っています。

最後に、minneの作家・ブランドのみなさんに向けて、メッセージをいただきました。

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「芸術の受け取り方、感じ方は自由でいい」と思っているので、たくさんの作家さんたちの多種多様な独自の感性を通して作品になったものを見るのがとっても楽しみです。
絵画をそのまま使うだけでなく、ディテールを受け継いでつくったり、インスピレーションを受けた作品を制作するのも楽しいはず。
みなさんもぜひイメージアーカイブ・ラボを使って新たなものづくりを楽しんでみてくださいね。

「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」

会期:2024年3月12日(火)~5月12日(日)
開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、5月7日(火)(ただし、3月25日(月)、4月29日(月・祝) 、4月30日(火)、5月6日(月・休)は開館)
公式サイト:https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023revisiting.html

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023revisiting.html

企画・ディレクション・取材・文 / 中村瑛美里  撮影 / 真田英幸

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