無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[京都]星付きフレンチでデザートを任されたパティシエによる、和モダンすぎる最中とかき氷を堪能!「京都 三代目 太三郎」

スイーツマニアから圧倒的な支持を集めながら、惜しくも店を閉じた「Riche huit」。あの、繊細で美しいスイーツが食べられなくなってしまったと嘆いていた方々に朗報です。同じ場所に開店した「京都 三代目 太三郎(きょうと さんだいめ たさぶろう)」では、「Riche huit」で腕をふるったパティシエさんがそのまま在籍。新しい和モダンスイーツの世界を見せてくれます。

四条寺町の細い階段を上がれば、思いがけない和モダンなカフェ空間が

picture

買い物を楽しむ人や観光客など多くの人で賑わう四条通は、阪急京都河原町駅と烏丸駅をつなぐ東西の通り。その間をいくつもの南北の通りが交差します。「京都 三代目 太三郎」があるのは、四条通と寺町通の交差点から2軒分東。京都を代表する百貨店のひとつ「藤井大丸」のすぐ近くです。

picture

多くの店があり、目移りする繁華街で「京都 三代目 太三郎」へとつながる階段は間口が狭く、見落とされがち。非常にアクセスのよい場所にありながら、知る人以外は入りにくい店構えとなっているため、意外と穴場なのです。

picture

お店のコンセプトは和モダン。アイコンとなるのは盆栽で、2~4階の各フロアに印象的な盆栽が飾られています。小さな鉢のなかで枝葉を広げる植物の姿形から、その背景を感じる盆栽の世界と同じように、1つのテーブルの上で、1つの世界を完結できるようにプロデュースされています。

picture

各フロアの様子です。まずは2階席。3・4階利用のときも、この階で注文や会計をします。

picture

3階。陽の光が燦々と差し込む3階。小さなカウンターと茶釜があり、ここでお茶が用意されます。

picture

4階。スタッフが常にはおらず、プライベート感のある店内。

picture

3階と4階は、窓に面してカウンター席があり、おひとりさまにもやさしい店づくり。注目して欲しいのが机の天板です。カウンター席もテーブル席も、その天面には畳が張られていて、その上に無垢板を敷いてメニューを提供するスタイル。和モダンな雰囲気が素敵!窓からは、四条通の賑わいが眺められ、外の喧騒とは対照的なゆったりとした時間を、より濃く感じられます。

組み合わせは無限大⁇ あんことトッピングの化学反応が楽しい、自分で作る最中

picture

「太三郎最中 日本茶付」2900円

カフェの看板メニューは、店名を冠した「太三郎最中」。洋菓子のパティシエが和菓子の世界に挑戦し、新しい境地を見せてくれる、とっておきのデザートです。

トッピングは上段左から粒あん・こしあん・白あん・大根の漬物・梅昆布、中段左から抹茶アイス・求肥・イチゴ・栗の渋川煮、下段左からカシューナッツ・柑橘のジャム・ドライフルーツ(トマトとパイナップル)・マスカルポーネチーズクリーム・カカオニブ。

picture

対して最中種(皮)は8枚。2枚使うとトッピングが余るので1枚にのせていくのがベターです。どのトッピングを合わせるのはお好みで! どう組み合わせてもおいしくなるように計算されています。

picture

まず試してみたのは、白あんにジャムとドライトマト。甘さ控えめのあんこに柑橘のさわやかな酸味とうま味を凝縮したドライトマトの果肉感が加わり、絶妙です。今まで試したことのない食べ合わせですが、おいしい発見。

picture

箸休め的な梅の塩昆布をあんこと合わせて、甘辛ミックス。さらにカカオニブをまぶして食感をプラス。あんこの甘みと昆布の塩気、梅の酸味がお互いを引き立てあって、これもまた美味。日本茶ととてもよく合います。

picture

抹茶のアイスは求肥と合わせて、求肥のぷにぷに食感とひんやりアイス、イチゴのみずみずしさも一緒に味わいます。和菓子とフランス菓子のパーツがお互いのよさを生かしつつ、調和するように計算された最中セット。誰かと訪れるなら、どんなオリジナルの最中を作ろうか一緒に考えながら試すと盛り上がりそうです。

フランス菓子と和菓子の技巧を融合した、最後は飲めるかき氷

picture

「抹茶とマスカルポーネのかき氷」1200円/©京都 三代目 太三郎

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ