今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
生きていれば
今週のみずがめ座のテーマは、不完全で未熟な自分からもう一度再出発していこうとするような星回り。
『春の山歪つながらも円きかな』(高浜虚子)という句のごとし。
十分に洗練されている訳でも、完璧でも突出している訳でもない。けれど、べつにそれでいいじゃないか。少なくとも作者にとっては、いつの間にか見栄や欺瞞(ぎまん)や執着によってギザギザになっていた心が、ゆるやかに溶け出して角が取れていくような、そういう場所として「春の山」はあったのではないでしょうか。
あなたもまた、心身の角が取れていくような忖度のない言動が自然と出てきやすいはず。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
霊的同伴ということ
今週のうお座は、連綿と繰り返されてきた贈与の連鎖に何らかの形でコミットしていこうとするような星回り。
フランスの思想家ジョルジュ・バタイユは著書『呪われた部分』において、生命体としての個体というのは、太陽光に由来する無限の贈与に対し、必要に応じた欲求のみに留まるということはなく、成長や生殖といった過剰なエネルギーを消費していく存在であるとしました。
バタイユは、生殖を「奢侈」と捉えており、またあたかも「贈与」であるかのように論じてもいます。つまり、役に立つか立たないかといった有用性に還元しえない事象であり、ここで言う贈与とは、みずからが用いることができるはずだったエネルギー=富を、二度と返ってこないという覚悟をもって贈る(消失する)ということに他ならないのです。
あなたもまた、自分ひとりで頑張ろうとする代わりに、グループでの努力ということを意識していきたいところです。
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