革命的ベストバイは健在BALMUDA The Toaster
[加熱方式:スチーム式]
バルミューダ
BALMUDA The Toaster
K01E-WS
実勢価格:2万4732円
サイズ・重量:
本体寸法:H209×W357×D321mm
庫内寸法:H178×W274×D204mm・約4.3kg
電源:AC100V 50Hz/60Hz
定格消費電力:1300W
電源コード長さ:1m
同梱物:焼きアミ、取扱説明書(保証書付き)、ガイドブック、5ccカップ、注意チラシ
1位となったのは、2015年の発売以来、ずっと「美味いトーストが焼けるトースター」として王者に君臨し続けている「バルミューダ」です。
2017年春にダイヤルの表記がワットから温度制御に変わり、パン以外の料理にも対応できるようにリニューアル。またパンくずトレーが改良されるなど、若干の変更が加わった新モデルが発売されました。
[評価]
パンを焼く前に水を入れるバルミューダ手法。たった5ccの水が、外側はサクサク、内側がモチモチのトーストに焼き上がる秘訣です。
焼きたいパンによって、モードを選んで使います。選べるモードは5種類で、トーストモード、チーズトーストモード、フランスパンモード、クロワッサンモード、クラシックモード。正面左下にある、アイコンが描かれたダイヤルで切り替えます。
庫内は食パン2枚が隙間なくピッタリ入る大きさ。
パンの厚みや大きさが変わっても注水量は5ccのままなので、水の量に悩むことはありません。
ただ焼き上がってからもう少し焼き目をつけたいという場合、短時間で焼き目をつけるのに向いている「クラッシックモード」に切り替えなければならないのがちょっと手間に感じるかもしれません。
トーストの食感は唯一無二のサクサク・モチッ!
歯にあたる瞬間のサクサク、またその後の「モチッ」は非常に良いバランスで、感動サクサク加減はダブル1位に輝いたヘルシオを圧倒しています。
「スチーム式なら、外がべったりするのでは?」と思われるかもしれませんが、外のサクサク食感には秘密がありました。
バルミューダの加熱を観察すると、「庫内を水蒸気で満たす」→「徐々に加熱してパン内部に火を通す」→「最後の1分弱で一気に加熱して表面を焼き上げる」という3ステップに分かれるようでした。
最後の1分間で「ジュワーッ」と焼き目をつける時間が、表面のサクサク感をアップさせるという秘訣といえそうです。
また、焼きムラについてもバルミューダは優等生です。3回連続で焼いてみました。
2回目の裏側に多少焼きムラができたものの、1回目と3回目の焼き色はほぼ一緒。焦げることもなく、かなり優秀です。
お手入れは思ったほど手間に感じませんでした。
パンくずトレーは割と引き出しやすく、簡単にお掃除できます。ただ、注意していただきたいのは給水口。
お手入れを怠ると水垢が残ってしまいます。こまめに手入れするといいでしょう。
なお、実際にトースターを使う時のことを考慮して、食パンの他にも、冷凍した食パン、クロワッサンでも焼いて実食してみました。
冷凍した食パンの場合、最高の焼き色になったのは4分40秒。トーストの表面はクラム(内側の白い部分)、クラスト(耳)ともにサクサクしていて香ばしい焼き上がりになりました。
冷凍によって水分が減った状態から焼いてもパサパサにならず、甘みと酵母の香りが感じられ美味しいトーストに。
またクロワッサンモードで焼いたクロワッサンは、まさにパイのような歯ごたえになりました。外側はやや硬めのサクサクに、内側はむっちりとしたパイのような層が感じられます。
好みに応じて、水分を抜くために数分庫内に放置してもいいかもしれません。
総じて、サクサクッとした食感を好む舌を満足させるのは、バルミューダのトースターといって違いないでしょう。