相手に何を感じさせるかを意識する
自分が感じている気持ちにうそをつく必要はありません。ただ、一緒にいる人に自分の言葉や態度が「何を感じさせるのか」には気を配るといいでしょう。
たとえば、自分の気持ちに焦点をあてると「申し訳ない」「ごめんなさい」と言いたくなることでも、相手に何を感じさせるかを意識すると「ありがとう」「うれしい」の表現を選ぶことができます。
性格を良くするには、興味の中心を「自分」から「相手」に変えるといいでしょう。
性格を良くするために取り組みたい具体的な方法
自分がご機嫌でいる
人に良い気分を与えられる人になるには、自分がご機嫌でいる必要があります。
まず、「自分はできていない」「自分は持っていない」と自分にないものを探すのをやめましょう。そして、自分のがんばりを認めて、自分をほめましょう。「私は愛されている」「私は十分がんばっている」などと、自分にやさしい言葉をかけましょう。自分のことを好きでいられると、心に余裕を持って人とかかわることができます。
そして、ご機嫌な気持ち「うれしい」「楽しい」「好き」といったポジティブな感情を言葉にして表現しましょう。大切な人に心からの笑顔を与えていきましょう。
相手の都合・相手の気持ちを思いやる
相手を優先すると「都合のいい女」扱いをうけると心配になるかもしれません。しかし、この駆け引きは無用です。自分をないがしろにする人を好きになる人はいません。
人は「自分を理解してくれる人」「自分を大切にしてくれる人」のことを大事にしたいと思います。自分も相手も大切にするのは難しく思われるかもしれませんが、うまくやろうとしなくて大丈夫です。相手を思いやろうとチャレンジを続けてみてください。チャレンジした分だけ、大きな愛を持つ人になれるでしょう。
相手の話を「そうだね」といったん受けとめて、相手に興味を持って「あなたはどう思う?」と聞くようにしましょう。相手を理解するほど、相手に好かれる振る舞いが何かわかるようになるでしょう。
やさしい断り方を持つ
イヤなことをNOと言えないと、我慢ばかりになってしまいます。我慢をしていると、人を思いやる余裕がなくなってしまいます。
そこで、相手を傷つけない断り方を身につけておきましょう。できるだけすみやかに、サックリとお断りするのがコツです。
自分が断れる人になっておくと、人に断られることにもダメージを受けにくくなります。気軽に本音を言い合えるとしたら、性格が良い人と認定されるでしょう。
性格の良さは相手に何を感じさせるか次第
性格が良い人とは、接する人が「この人と一緒にいたい!」と思う人。そのためには、相手に何を感じさせる人なのかが重要です。相手がどんな人なのかに興味を持って、相手を理解しましょう。そして、自分の良い所を発揮して、相手を喜ばせることを自分の喜びにできたら、「あなたのそばにいたい!」と思う人が増えるでしょう。
(大塚統子)
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