6月に入って蒸し暑い日が多くなりましたね。気温が高くなると、お花の日持ち期間が短くなっていくのですが、そんな時にはグリーンや枝ものを飾るのがオススメ!夏の間、長く飾って楽しむことが出来ます。オススメのグリーンや枝もの、活け方のポイントをご紹介します。
宮崎 いくみ
こちらは、ニトリの花瓶「フラワーベースシリンダー」
ガラスの円柱形の花瓶は、シンプルですが、活ける花や枝グリーンを選ばず、何にでも合わせやすい優秀なフラワーベース。
花瓶については、以前こちらの記事でも紹介しています。
花瓶を用意したら、次に水を注ぎましょう♪
ここでのポイントは、花瓶に入れる水の量!
お花の種類によって、たくさん水を入れた方がいい花。少ない水を好む花と、適量の水分量に差があるのですが、枝ものの場合は、水は多めがオススメ!
たくさんの水を吸いあげるので、花瓶の高さに対して、半分以上の水を入れておくと安心ですね。
これから暑くなってくると、花瓶の水が濁りやすくなるので、こまめな水替えをすると、より植物が長持ちしてくれます。
枝の水あげ方法!枝バサミで切る時のコツ♪
ようやく枝を活ける準備が整いました。
続いては、花瓶の高さに合わせて、枝をカットしていきましょう♪
ただし、枝ものは茎が木質化して固いため、
通常の花バサミでは、切れないことがあります。
やはり枝を切る専用のハサミがあると心強いですよ。
固い枝を切りにくいハサミで切ろうとすると、手が痛くなりますし、刃でケガをすることもあります。
なにより植物の水あげも悪くなってしまいます。
オススメのハサミはこちらの記事で紹介しています。
枝ものは、長さがあるので、水あげ方法にも、ひと工夫をしていきます。
効果的な水あげのコツは、茎の断面積を広げて、水の吸収面を大きくすること!
まず、枝にハサミを入れて、活けたい長さにカットします。
続いて、枝に対して、ハサミを縦方向にして、縦に割るような感覚で、切り込みを入れます。
次に、枝を90度回転させて、同じように、縦にハサミを入れて切り込みます。
②で縦に割った部分を、もう少し広げていくイメージです。
写真のような感じで、十字に切り込みが入ればOK!
断面積が大きくなり、水を吸い上げやすくなりました。