ふんわりと空気を含んだ甘い綿菓子は、どこか懐かしさを感じる、日本の定番おやつですよね。そんな綿菓子を原料となる砂糖づくりからこだわった、京都「Zarame」の綿菓子ドリンクが注目を集めています。ただ甘いだけじゃない、新感覚の綿菓子とは…。
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フォトジェニック綿菓子「zarame」
夏祭りの縁日で綿菓子をねだった経験、一度はあるのではないでしょうか。お気に入りのキャラクターが描かれた袋に入ったそれは、ふわっふわで甘く、本当に夢のようなお菓子でした。
大人になって、砂糖からできているとわかってからも、はかなく消えていく口どけは特別な存在。
そんな綿菓子の形を変えて、より魅力的なメニューとして展開しているのが「zarame gourmet cotton candy(ザラメ グルメコットンキャンディー)」です。
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京福嵐山本線「嵐電嵯峨駅」すぐのところにあり、店内はコンクリートの質感をそのままに、とてもシックな印象です。綿菓子というと、「ふわふわ」「パステルカラー」といったイメージが強いので、クールなカフェの印象がとても新鮮です。
コットンキャンディーというと、急に遠い存在に感じてしまいますが、どんな綿菓子が味わえるんでしょうか。
新感覚綿菓子ドリンク「HANA KAZARI」
一番の注目商品は、3月に発売したばかりの「HANA KAZARI(はなかざり)」。柚子ジュースが入ったカップに、ふんわりとした綿菓子が大盛りに!顔も隠れそうな大きさの綿菓子は、桜、抹茶、八つ橋の3つのフレーバーから選べます。
桜みるくの綿菓子には、花飾りのような梅、紫芋、プレーンのポン菓子があしらわれていて、ちょっぴり和風な仕上がりに。zarameでは、綿菓子の素材となる砂糖から独自の味を開発しているそうです。
ほんのりと甘い桜の香りは、日本人観光客だけでなく、海外のお客様からのウケもよさそうですよね。ふんわりとした見た目にも癒されます。
こちらは抹茶金時の綿菓子に、抹茶、しょうゆ、プレーンのポン菓子の組み合わせ。
意外な組み合わせですが、綿菓子の甘さとしょうゆの香ばしさが合わさると、甘すぎずとても食べやすいんです。
しゅわっとはかなく溶けてしまう綿菓子と、カリカリなポン菓子の食感の違いも面白いですよね。
顔が隠れちゃう!お土産に綿菓子はいかが?
香り豊かな桜の綿菓子に、国産桜葉を合わせて、ほんのりとした塩気をプラスした「桜みるく」。
北海道産ミルクを使ったまろやかな味わいは、これまで食べてきた綿菓子とはひと味もふた味も違います。しかも、持ち手の部分は京都産の竹を使うというこだわりよう!丸くて持ちやすく、割り箸と比べて見た目もスタイリッシュですよね。
テイクアウト用には、お店のロゴが入った袋をかけてくれるので、京都を訪れた際に、一風変わった綿菓子のお土産にしてみてはいかがでしょうか。
注文した綿菓子ができるまで渡される番号札も、京都らしいイラストが描かれていてとてもフォトジェニック!待っている時間も退屈させない、おもてなしの心に癒される瞬間です。
シックな店内と、竹を使った街合札、そしてあえて「zarame gourmet cotton candy」と名付けられた店名。一見ミスマッチなようですが、なぜだかすべてがピタリとはまった心地がいい空間です。
新感覚の綿菓子に夢中♪
砂糖の甘さが際立った昔懐かしい綿菓子とは違い、色、香り、風味も格段にアップした「zarame gourmet cotton candy」。
ふわふわとした見た目と食感に、夢が詰まっているのは昔も今も同じです。子どものころのわくわくした気持ちを思い出しつつ、現代版に進化を遂げた綿菓子を味わってみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は、公開時点の情報です。記事公開後、メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。来店の際は、事前に店舗にご確認いただくようお願いします。