首の前側伸ばし
胸鎖乳突筋をストレッチします。「猫背」タイプの方は特にしっかり行いましょう。鎖骨の下あたりに両手のひらを添えて、下に撫で下ろすようにして、ゆっくり上を見上げましょう。頭を後ろに倒すことよりも、首の前側(緑色の部分)の伸びを感じることが大切です。10秒キープを3回繰り返しましょう。
Photo by Yuki Horikawa
Photo by Yuki Horikawa
最後に
肩こりのメカニズムや、身体の仕組みが分かると、エクササイズもより効果的に実践することができます。ヨガの中にもぜひこのエクササイズを取り入れてみてください。ただ、肩こりの症状の中には病気が潜んでいることもあります。心配な場合は自己判断せず早めに医療機関を受診してくださいね。
肩こりは、良い姿勢、効果的なエクササイズの継続、そしてこまめに「change shape」することで改善できる症状です。みなさん肩こりとサヨナラしましょう!
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット
ライター/堀川ゆきさん
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。モデルやレポーターとして活動中ヨガと出会い、2006年にRYT200を取得。その後、健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士国家資格を取得し、慶應義塾大学大学院医学部に進学。現在大学病院やスポーツ整形外科クリニックで、運動機能回復のためのリハビリ治療に携わる。RYT200解剖学講師も務める。