生で食べる場合のポイント
ピーマンに多く含まれるβ‐カロテンは、脂溶性なので油と一緒に摂取することで、体内に吸収されやすくなります。
生で食べる場合は、オリーブオイルやごま油などと一緒に食べることで、効率よくカロテンを摂ることができます。
生で食べるのなら、食感がやわらかく食べやすい輪切りがおすすめですが、繊維を断ち切ることで栄養が流出しやすくなるので、切ったらすぐに食べるようにしましょう。(※1,6)
加熱して食べる場合のポイント
ビタミンCは通常、熱に弱い性質を持っていますが、ピーマンに含まれるビタミンCは、熱を加えても壊れにくいのが特長です。
β‐カロテンも、熱に強い性質をもつので、焼いたり炒める料理に向いています。
ピーマンは加熱すると、独特な苦味が軽減されて甘味が増すので、苦味が苦手な人はじっくり加熱したほうが食べやすくなり、そうすることで種やわたもまるごと食べられます。
一方、シャキッとした歯ざわりと独特の苦味を味わいたいという方は、強火でさっと調理すれば、風味が損なわれず、おいしく仕上がります。(※1,3)
緑のピーマンとカラーピーマンやパプリカの違い
目にする機会も多い赤ピーマンやパプリカは、緑のピーマンと何が違うかご存知ですか?
赤ピーマンは緑のピーマンが完熟したもので、緑のピーマンに比べ、特有の香りが少なく、甘みが強いのが特徴です。
一方、果肉の厚さや大きさが特徴のパプリカも、甘味が強く、含まれる栄養成分も異なります。
赤パプリカに含まれるβカロテンとビタミンCは、緑のピーマンの約2倍、ビタミンEは約5倍も多く含まれています。(※7)
ピーマンの保存方法について
長持ちさせる保存方法は?
ピーマンは、水気に弱いので、水気があればふき取ってから、保存袋に入れて、10℃前後の野菜室に入れて保存しましょう(※1)
冷凍保存する場合は、使いやすい大きさに切り、密閉できる袋に入れるか、切らずに丸ごと保存袋に入れて冷凍し、使うときに軽く解凍して好きな大きさに切って利用しましょう。(※8)
おすすめのレシピ5選
1.種もワタもイケる?なすとピーマンの丸ごと煮物
鍋に食材を丸ごといれて煮込むだけの簡単レシピ。
ぐつぐつ煮込んだなすとピーマンは煮汁を吸ってくたくたに♪ピーマンの種やわたまで食べられて、冷ましてもおいしいひと品です。
2.レンジで簡単5分!人気の常備菜「無限ピーマン」
これぞ無限レシピの定番。耐熱ボウルに、ピーマン、ツナ、調味料を入れてレンジでチンするだけ!
材料少なめで、簡単すぎるとあって大人気♪作り置きにもぴったりな時短メニューです。