いろいろな野菜をみそ床に漬けて作る「野菜の味噌漬け」。発酵食品であるみそを使うので、さっぱりとした味わいの野菜もコク深く変化!作り方も簡単で、夕食作りの片手間にできるほどなんですよ。スーパーで手に入りやすい野菜を使ったレシピをお届けします。
akiyon
みそ効果で野菜がコク深い
肉や魚を味噌漬けにすると素材の旨みが凝縮され、ご飯のおかずやお酒のおつまみに大活躍!同じように、野菜をみそに漬けてもおいしいのをご存知ですか?
今回は、簡単に作れる「野菜の味噌漬け」のレシピをご紹介します。ちょっと変わり種も漬けてみたので、お楽しみに♪
「野菜の味噌漬け」の作り方
材料
みそ床の材料
・みそ……100g
・みりん……大さじ4(アルコール分が心配な方は、煮切ってから使用してください)
お好みの野菜
保存袋
手順
みそ床は、みそにみりんやしょうゆを加えて作るのが一般的です。今回は、みそ100gに対してみりんが大さじ4杯と、少し甘めの味つけです。
みその種類によって塩分が異なりますので、味見しつつ加減してみてくださいね。にんにくや顆粒の和風だしの素を加えてもおいしいですよ♪
野菜を洗いよく水気を拭いたら、食べやすい大きさにカットします。薄めにカットすると、漬け時間が少なくてすみますよ。
ジッパーつきの保存袋に、みそ床とカットした野菜を入れます。野菜にみそ床がまんべんなく絡まるようにし、冷蔵庫で保存します。野菜により仕上がりが異なりますが、漬かりやすいものだと2~3時間で仕上がりますよ。
今回はしっかりめに、すべてひと晩漬けてみました。
いろいろなものを漬けてみました
「にんじん」は独特なクセがまろやかに
まずは漬物の素材としてポピュラーな「にんじん」から味見をしてみることに。薄めにスライスしたので、硬い食感のにんじんもひと晩漬けるとしっとりつややかな漬物になりました。
みそ床の甘めの味わいをダイレクトに楽しめ、ぬか漬けよりもクセが少なく感じます。にんじんの独特の風味も食べやすく変化していますよ。思ったより鮮やかな色合いに仕上がり、食卓の彩りにも役立ちそうです♪
「ミニトマト」は甘みがアップ
「ミニトマト」は、漬かりやすいように竹串で5か所くらい穴を開けてからみそ床へ。ひと晩つけたものは、やわらかい食感に変化しました。
濃くなった甘みとマイルドになった酸味で、全体としてまろやかな味わいに。みその風味はあまり感じませんが、発酵食品ならではの深い旨みがプラスされたように思いました。
「アボカド」はみそとの相性抜群
「アボカド」は、今回作ってみたなかで、どんな味になるか一番楽しみだった素材。ひと晩漬け込んでから食べてみると、それが驚きの味わい…!クリーミーな食感で、甘みや塩気のバランスのよい漬物ができあがりました。
ちゃんと漬かるのか心配でしたが、中心までしっかりみその風味が染み込んでいましたよ。家庭で作るものなので、失敗をおそれずいろいろな素材でトライしてみるのも楽しいと思いました。