職場で「君には主体性がない。もっと積極的に取り組むように」と言われた経験はないでしょうか。仕事では主体性を持って行動できる人が重宝される傾向にあります。
とはいえ、具体的にどうしていけばいいのかわからないものですよね。
そこで今回は、主体性がない人の特徴や、その原因などに触れつつ、主体性のなさを改善するための方法についてくわしく解説していきます。

自主性と主体性の違い

まずは、混同されがちな「自主性」と「主体性」の違いを整理しましょう。
自主性とは、やるべきことが決まっている状況で、まわりの人から言われる前に自ら行動することをいいます。たとえば、夏休みの宿題を親に言われる前にやり終える子どもは自主性があるといえます。
一方で主体性とは、やるべきことが決まっていない状況でも、自分で考えて判断し、行動することを指します。
そして、判断し行動した結果に責任を負うことも意味します。
たとえば、自分の人生がうまくいかないのは親やほかの誰かのせいだと考えてしまうときは、自分の人生に責任を取れていないので主体性がない状態だといえるでしょう。
このように、主体性は自主性よりも高度で、大人として独立して生きていくうえで必要な素質なのです。
主体性がない人の特徴
では、この主体性が欠けている人には、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。
(1)「なんでもいいよ」という口癖

飲み会でのメニュー決めや、友達とお茶に行くときのお店選びなど、日常の中に選択と決断をする機会はたくさんあります。
主体性がない人は、自分で決めて責任を取るのが苦手。したがって「なんでもいいよ」が口癖で、これらをほかの人に決めてもらおうとします。
(2)やりたいことがない
