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冷めてもふっわふわ♪ 「厚焼き玉子」の失敗しない作り方・レシピ

レシピ

お弁当の人気定番おかずのひとつ、厚焼き玉子。卵を焼くだけとはいえ、シンプルなだけに意外とむずかしい料理でもありますね。今回は、ふわふわに焼き上げる作り方をご紹介します。コツを押さえて、ワンランク上のふわふわ玉子焼きを目指しましょう!

吉田 鈴

厚焼き玉子をふわふわにするコツ

Photo by 吉田 鈴
Photo by 吉田 鈴

「卵のとき方」のコツ

卵を溶くときは、菜箸を使いましょう。玉子をボウルに割り入れたら、泡立てないように、箸の先をボウルの下にあてたまま、白身を切るように混ぜ合わせます。

味付けをしたあと、こし器やざるを通しましょう。こすことでキメが細かくなり、色も均一にキレイに焼きあがります。3回通すとぐっとなめらかになりますが、忙しいときは1回でも充分ですよ。

「焼き方」のコツ

卵焼き器に油を流して、やや強火であたためます。このとき、四隅にもしっかりとキッチンペーパーなどで油をなじませましょう。箸の先に卵液をつけ、ジュッという音がしたら、ほどよい温度になっています。

やや強火にしたまま、卵液を1/3量ほどを流し入れます(卵3個の場合)。少なすぎるとかたくなってしまいます。気泡を箸の先で潰し、表面が固まりかけてきたところで3つに折り畳みます。2回目も1/3量を流し入れ、3回で焼き上げるようにします。

「切り方」のコツ

焼き上げてすぐに切ると、せっかくキレイに焼いた玉子焼きが潰れてしまいます。まずは濡らしたふきんか、キッチンペーパーで全体を包みましょう。あれば巻きすで巻くと形が整います。

しばらく置いて、粗熱を取ってから切るようにしましょう。中がやや半熟だったとしても、この間に余熱でちょうどよく火が通ります。

裏技「マヨネーズを卵にくわえると冷めてもふわふわに」

卵液にマヨネーズをちょっと加えると、冷めてもふわふわのままの玉子焼きができます。玉子焼きが冷めるとかたくなるのは、タンパク質が熱でかたくくっついてしまうから。マヨネーズに含まれる油や酢が卵と乳化することで、タンパク質の結合をやわらかくします。

混ぜるときにマヨネーズがだまになっても、加熱で溶けるから大丈夫。お弁当にぴったりですね!

ふわふわ厚焼き玉子の作り方

Photo by macaroni
Photo by macaroni

卵にマヨネーズを加えて、冷めてもふわふわに仕上げる玉子焼きです。味付けは薄めなので、好みで増やしてください。塩の代わりにしょうゆを入れてもおいしいです。

お弁当向きのレシピですが、あたたかいうちに食べると、よりふわふわ食感を楽しめます。

材料(2~3人分)

・卵……3個
・砂糖……大さじ1杯
・塩……ひとつまみ
・マヨネーズ……大さじ1/2杯
・サラダ油……適量

作り方

卵をボウルに割り入れて、菜ばしで溶きほぐします。砂糖、塩、マヨネーズを入れて、さらによく混ぜます。

こし器やざるを通してこします。3回こすとよりなめらかになります。

玉子焼き器をやや強火で熱して、サラダ油を全体によくなじませます。フライパンが温まったら、卵液の1/3量を一気に流し入れ、フライパンを回して全体に広げます。

気泡を箸でつついて潰し、表面がうっすら固まってきたら、向こう側から2回巻きます。

玉子焼きを向こう側に移し、キッチンペーパーに含ませた油を玉子焼き器になじませます。残りの半分量の卵液を流し入れ、玉子焼きを箸で持ち上げて、下にも卵液がいきわたるようにします。

1回目と同じように、固まってきたら2回巻きます。3回目も同じように焼きます。

巻きすの上に、濡らしたキッチンペーパーを敷いておきます。この上に玉子焼きを置いて、キッチンペーパーで包み、巻きすで巻きます。粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切り分けます。

今回は大葉と大根おろしを添えました。

作るときのコツ

最初から最後まで「やや強火」で焼き上げるのがコツです。焦げるのがこわいからと弱火にすると、かたい玉子焼きになってしまいます。

サラダ油はやや多めの方が、焦げつかずうまくできます。必ず、卵液を流すたびになじませるようにしてください。

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