「空腹」「断食」のハードルは、それほど高くはない
しかし、みなさんの中には、「空腹」「断食」という言葉を見て、「なんだかしんどそう」と思ったり、「私には断食なんてできない!」と拒否感を抱いたりする人がいらっしゃるかもしれませんね。
ですが私が提唱する食事法は、いわゆる「断食」とはだいぶ違います。
なぜなら誰でも無理せず好きなものを食べながら、「空腹」がもたらす効果を享受できるお得な方法だからです。
「断食」という言葉からは、ついガリガリに痩せ細った修行僧のような人をイメージしがちですが、そのようなイメージはいったん捨ててください。
たとえば、みなさん、次のような経験はありませんか?
・仕事や家事、育児などがあまりにも忙しくて、とても食事する時間がなく、ほぼ丸一日、何も食べずに過ごした。
・何時間も食べるのを忘れてしまうぐらい、趣味などにのめりこんだ。
・休日、ほとんど布団の中で過ごし、気がつくと前日の夜以来、何も食べていなかった。
私からすれば、これらも立派な「断食」です。
「グゥグゥと鳴るお腹を必死でなだめながら、丸一日、もしくは何日も水だけで過ごす」といった、過酷なことをする必要はありません。
できるだけ無理なく空腹の時間を作り、
・胃腸や肝臓などを休ませてあげること
・脂肪を燃焼させ、減らすこと
・血液の状態を改善させること
が大事なのです。