寒い季節にココアはぴったり。からだが冷えてしまったとき、疲れたときに飲みたくなりますよね。でも、ココアはカロリーが高そうだからダイエット中に飲んではダメと思っていませんか?今回はココアの栄養とおすすめレシピを紹介します。
寒い季節にココアはぴったり。からだが冷えてしまったとき、疲れたときに飲みたくなりますよね。でも、ココアはカロリーが高そうだからダイエット中に飲んではダメと思っていませんか?今回はココアの栄養とおすすめレシピを紹介します。
ココアって?
ココアはどうやってつくられる?
まず、原料のカカオ豆をくだいて炒ります。それらをすりつぶして、ドロドロにします。ここから脂肪分の多いカカオバターを一部取り除き、粉砕機で粉状にしたものが、ココアパウダーです。これをピュアココアや純ココアと呼んでいます。これに砂糖やミルクなどを入れてドリンクにしたものを、私たちは「ココア」と呼んで飲んでいます。
ココアパウダーにあらかじめ砂糖や乳製品を加えたり、水に溶けやすいように加工したインスタントココア(調整ココア)も、多く販売されています。
ココアとチョコレートは違う?
「ココア」はチョコレートの飲み物というイメージが強くあり、ココアとチョコレートの違いがわかりにくいですよね。しかしチョコレートのつくり方は、ココアと少し違います。
チョコレートは、カカオ豆をすりつぶしてドロドロにしたあと、砂糖やミルクなどを加え、ココアパウダーをつくるときに取り除いたカカオバターをさらに加えます。これを練り上げて型に入れて冷やし固めたものがチョコレートです。
ダイエット中でもいいの?
ココアのカロリーは?
ココアはチョコレートのイメージから、カロリーは高いと思われがちです。しかしココアパウダーには砂糖やミルク、さらには脂肪分の多いココアバターがあまり含まれていないので、カロリーは高くなく、5gで約14kcalです。逆に、砂糖、ミルク、ココアバターが多く含まれるチョコレートは、ココアよりカロリーが高くなります。
ダイエット中は、ミルクと砂糖の量に注意
5gのココアパウダーを150mlの牛乳(約100kcal)で溶かすと約114kcal程度になります。砂糖は小さじ1杯で約12kcalなので、入れた分だけカロリーはアップします。ダイエット中のときは牛乳を低脂肪牛乳にしたり、オリゴ糖などの低エネルギーの砂糖を加えるなど工夫してみましょう。
ココアの栄養
ポリフェノールたっぷり!
ココアにはポリフェノールが豊富です。ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を抑える働きがあります。活性酸素は過酸化脂質をつくり出します。
動脈硬化や老化、また免疫力の低下はこの過酸化脂質が原因となりやすいので、過酸化脂質を減らすことはこれらを予防することにつながります。他にも血行を促進する働きがあるので、代謝アップや冷え性の改善も期待できます。
食物繊維が豊富
ココアには食物繊維が豊富に含まれます。そんなイメージはあまりありませんが、100gあたり23.9gもあります。ココアは1回の使用量が多くありませんが、コーヒーやお茶と違って抽出せずに丸ごと摂取できるので、効率よく食物繊維を摂ることができます。
食物繊維は腸を刺激してお腹の動きを活発にします。便の排出をスムーズにして腸内環境を整えるので、便秘の予防に役立ちます。またコレステロールの排出を促したり、血糖値の上昇を緩やかにするので、脂質異常症や糖尿病などの予防にも期待ができます。
おすすめレシピ
チョコムース
チョコレートの量を抑えてココアパウダーを使うことで、カロリーを抑えています。