ふだん使いにこだわる山中漆器「白鷺木工」
石川県・山中温泉の奥の方に工房を構える白鷺木工。三世代に渡り、山中漆器を中心に木製の日用食器を作り続けています。
国産原木の買い付け、木取りから仕上げ挽き、漆塗りまでトータルで手がける、職人の高い技術と生産性の高さを誇るブランドです。
一つひとつに気持ちを込めて作ることを大切にしながら、同時にクオリティを保ったまま量産化する方法を模索する。たくさんの工夫のすえに毎日の食卓に溶け込むうつわが生まれました。
木目の美しさがきわだつ「拭き漆」
山中漆器の美しい木目は、「縦木取り」と呼ばれる原木を輪切りにする木取り方法から 生まれます。この木目を漆を塗ったあとも楽しめるよう、漆を塗っては拭き取る作業を繰り返し、生地に漆を塗り込んでいく手法を「拭き漆(ふきうるし)」といいます。
拭き漆は元の木目がそのまま見えるため、木地にごまかしがききません。職人の技が光る白鷺木工の拭き漆アイテムをご紹介します。
毎日使いたくなる「しらさぎ椀 M」

ぽってりとした丸みが愛らしい汁椀。
手へのおさまりが良く、すべすべとした触り心地です。どんな食卓にもなじむシンプルなデザインなので、普段使いがしやすいですよ。

カラーは、ナチュラル・漆黒・漆赤・漆茶の4種類です。
"子どもが食べやすい"を追求した「しらさぎ椀 S」

国産の桜の木を使用して作った子ども用の汁椀です。
子どもが使いやすいように工夫されています。ポイントは大きく分けて2つ。
まずは、小さな手のひらにもぴったりと寄り添う丸みとサイズ感。そしてもうひとつは、お椀内側の底部分をあえて厚めに仕上げて重みをつけていること。汁椀自体に安定感が出るため、中身をこぼしにくくなっています。
丈夫で持ちやすい「子ども飯椀」

子どもの小さな手でも持ちやすいサイズと軽さ。木製だから落としても割れにくく、丈夫なのがうれしいポイントです。
いつまでも触っていたくなるような、すべすべとした手触りが心地よく、どんどんご飯が進みそうな飯椀です。