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防災の専門家に聞いた!今、絶対やっておきたい「地震対策の基本」大地震は予告なしに起きる

こんにちは、ヨムーノ編集部です。
大地震、風水害、噴火……etc。いつ起きてもおかしくない日本は、災害大国と言われています。
なかでも地震は、いつ自分の住んでいる地域に起こるのかと不安ですよね。
起きたらどうする? どう備えておけばいい?

こんにちは、ヨムーノ編集部です。
大地震、風水害、噴火……etc。いつ起きてもおかしくない日本は、災害大国と言われています。
なかでも地震は、いつ自分の住んでいる地域に起こるのかと不安ですよね。
起きたらどうする? どう備えておけばいい?

そこで今回は、「地震対策は死なない環境作り」だと言う、備え・防災アドバイザーの高荷智也先生に、自宅の地震対策について、具体的な方法を教えてもらいました。

「備え・防災は日本のライフスタイルです」

教えてくれたのは、備え・防災アドバイザー/BCP策定アドバイザーの高荷智也先生。

子どもが生まれたのを機に、防災が気になりだし、防災マニアから専門家に。
防災グッズも対策も、すべて自分で試さないと気が済まない凝り性な性分。大地震や感染症パンデミックなどの自然災害はもちろん、ゾンビ対策にも大真面目に取り組む日本でただ一人の専門家という一面も。

「個人と家庭の防災対策は『命を守る環境作り』が最優先」だと言う先生が教えてくれる、地震から家や家族を守るために今しておくべきこととは?

大地震は「予告なしで起こるもの」と心得るべし!

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"事前の準備"が生死の大きな分かれ道

言うまでもなく地震は必ず不意打ちでやってくるもの。緊急地震速報があったとしても数秒前です。

「事前の準備の有無が生死に直結する」を頭に入れて、地震の備えを始めましょう!

対策をしておくことで被害を最小限に抑えられる

事前の調査や、地震の揺れに対する準備をしておくことで、被害を抑えられる災害と言えます。

【はじめに】地震の「揺れ」を知り、対策を始めましょう

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震度6以上の大きめの地震は、実は頻繁に起きている!?

過去30年間(1990〜2019年)で「震度6弱」以上の地震は全国で59回発生しています。
大きめの地震は実は珍しいことではないんです。

震度5強で、タンスが倒れる可能性がある!

平成8年2月の気象庁の発表によると、「震度5強」で「タンスなど重い家具が倒れ、テレビが台から落ちることがある」と想定されています。

また、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり大けがをし、震度7の地域では住宅の全半壊をまぬがれても、約6割の部屋で家具が転倒、散乱したというデータもあります。

地震対策の最重要事項は「死なないための環境作り」

建物が無事でも、家具や家電が転倒すると怪我や命にかかわります。
地震が起きた際には「家具や家電は倒れるもの」と想定し、家具や家電の転倒対策、落下・飛び出し防止対策、ガラスの飛散防止対策をしていきましょう!

【地震対策】ステップ①家具、家電の転倒を防止しよう

転倒防止の方法は大きく分けて3つ。

1. 壁への直接ネジ固定
2. 粘着器具で固定
3. 突っ張り棒で固定

1つずつ解説していきます。

①壁への直接ネジ固定

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最もしっかり固定できるのは、壁と家具を金具とネジで直接固定する方法。L字金具が代表的です。
ベルト式器具、チェーン式器具もあります。

【使える場所】
本棚、食器棚、家具など

【メリット】
・きちんと壁に固定できれば、3つのうちもっとも頑丈
・安価(数百円程度)で手に入る

【デメリット】
・賃貸の場合や、場所・設置物によっては使えない
・工具(電動ドライバーなど)が必要
・壁が石膏ボードの場合は「下地センサー」(1000〜3000円程度)などが必要
(石膏ボードではネジが固定されないので、取り付けたい壁の裏側に下地の木材が通っているか確認する必要があります)
例)下地センサー(Amazon)

下地センサー(Amazon)

【気をつけること】
・設置後は、定期的にネジの緩みなどをチェックする

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