あなたの周りに判断が早くて賢い人はいますか? その人はいわゆる「聡い人」なのかもしれません。聡い人にはどういう特徴があるのでしょうか。また、私たちが聡い人になることはできるのでしょうか?人気コラムニストの浅田悠介さんにお話を伺ってみました。
「聡い人だなあ……」。
こんな言葉を聞いたことはありますでしょうか。
さ、さと……?
いまいちピンとこないですよね。良い意味かどうかも分からない。周りから、そう言われて気になっている人もいるかもしれませんね。
今回のテーマは「聡い人」です。
聞き慣れない言葉ですが、どういう意味があるのか、どんな人を指す言葉なのかをお伝えしますので、ぜひ学んでいってくださいませ。
「聡い」の意味
まずは「聡い(さとい)」という言葉の意味からいきましょう。
シンプルにいえば「判断が早いこと・感覚が鋭いこと」になります。いわゆる判断力の素早さを表す言葉なのですね。
類義語は「賢明・賢い」です。
対義語としては「疎い(うとい)」が代表的なものになります。疎いとは「愚か・鈍い」という意味です。
「聡い人」の特徴
次に聡い人の特徴を挙げてみます。
貴女自身や、周りの人物を当てはめてみましょう。何か気付くことがあるかもしれません。人間観察のポイントとしても使ってみてくださいませ。
(1)細かいことに気付く
とにかく気付くのが上手です。
他人や環境の変化などをズバリと言い当てます。周りに「どうして?」と驚かれるくらいに。漢字で表すと「見る」だけではなく「観る」までしているイメージです。
五感を周りに張り巡らせているのですね。
(2)コミュニケーション能力が高い
いわゆるコミュ力があります。どうすれば目の前の人物が喜ぶか分かるから。
ちょっとした気の利いたせりふや、思いがけないプレゼントなどもお手のものでしょう。相手自身が気付いていなかった望みに気付くことすらあります。それにより、周りから一目置かれているでしょう。
(3)アドバイス上手
周りへの助言も上手です。相手がどういう状態にあるかを察することができるから。
相談すると、悩み事を解決するには何が必要なのかを教えてくれます。他人の人生に対しても「気付く」ことができるのですね。ゆえに人から相談を受けることも多いでしょう。
(4)目がきょろきょろと動く
動きにも表れます。
聡い人は、常に周りを観察しています。そのために目がきょろきょろと動くのですね。基本的に(疲れていたら別ですが)ぼんやりしていることがあまりありません。
絶え間なく観察するからこそ、いろんなことに気付けるのですね。