デメリット
(1)考え過ぎて疲れる
じわじわ脳や神経が疲れていきます。
他の人よりもあれこれ考えることが増えるからです。誰にも共感してもらえない疲れが、少しずつたまっていきます。
(2)他人を傷つけてしまうことがある
勘の良さゆえに衝突することもあります。本人が気付いていないような、相手の心理にも気付いてしまうからです。そこに触れると、あらぬトラブルが起こることもあります。
(3)「恐い」と言われる
地味に恐れられます。
ある意味、リスペクトの真逆かもしれません。長所が時に短所になるように。何を考えているか分からない人間は、恐怖の対象にもなるからです。
(4)自分の欠点からも離れられない
勘がいい人は、自分の欠点にも目ざとくなります。
その洞察力で気付いてしまうわけですね。そして、それが頭から離れなくなることも。良くも悪くも、勘の良さを抑えることはできないからです。
勘がいい人になるための8つの習慣
多少のデメリットはあるものの、勘がいいことには多くのメリットがあることが分かりました。では、どうすれば勘は良くなるのでしょうか?
ここからは勘がいい人になるためにおすすめの習慣を解説します。手を付けやすそうなものから始めてみるのはいかがでしょう。
(1)自分の感情からいったん離れる
優れた勘は、穏やかな心でこそ働かせられます。
つまり「自分の感情の中に漂うのをいったんやめる」ということが必要です。自分のことばかり考えていては、周りのことを考えられないからです。
(2)周りを観察する
兎にも角にも観察です。
勘を働かせるための判断材料は周りにあるのですから。目をキョロキョロと動かして(怪しまれない範囲で)眺めてみましょう。世界は情報の宝庫ですよ。
(3)人が何を求めているのかを考える
そして「この人が求めているものは何だろう?」と考えてみましょう。
恋人かもしれませんし、連休かもしれませんし、コップ1杯の水かもしれません。これは他人に対して想像力を働かせるということです。