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洗えるマスクおすすめランキング33選|飛沫カットや洗濯ヨレを徹底比較

それでは記事本編をどうぞ!

※情報は『MONOQLO』2020年9月号掲載時のものです。商品が現在販売していない場合もあります。

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コロナの影響でマスクが必須になって初めて迎えた2020年夏。使い捨ての「不織布マスク」が一般的だった頃と比べ、各メーカーが「洗って使い回せるマスク」を発売するようになりました。

そして2020年5月頃から各社が涼しそうなワードを宣伝に使った「夏用マスク」を販売するようになりました。その1つが、ユニクロの「エアリズムマスク」です。

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(C)tktktk/123RF.COM

発売当日の行列で話題になったのも記憶に新しく、「あの涼しいエアリズムの生地なら快適」というイメージを連想させますが、購入した人に聞くとそのつけ心地は賛否両論のようです。

また、無印良品でも夏用のマスクを販売しており、さらに「冷やせる」「クールマスク」「ウォーターマスク」「接触冷感」などの涼しそうな快適ワードが公式サイトや店頭に飛び交っている状況です。

ちなみに、「使い捨てマスク」と「夏用マスク」とではこんなところが違います。

▼「夏用マスク」と「使い捨てマスク」の違い

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そこで今回は、暑い・蒸れる・耳が痛いといった思いをしなくて済む「夏の快適マスク」を探して徹底比較! 本当に快適に感じるマスクは一体どれなのかを探りました。

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最強の夏マスクを見つけるべく、早速人気のユニクロや無印良品をはじめ、「クール」「接触冷感」「水で濡らす」など快適そうなワードで宣伝・販売している「夏マスク」を買い集めることに。

市場には多くのマスクが出回っていますが、今回テストしたのは雑誌・MONOQLO編集部が自力で入手した製品だけであること、また、人気で既に購入できないマスクがあるかもしれないことをどうかご了承ください。

▼今回テストした18製品がこちら
・グンゼ 肌にやさしい洗える布製マスク
・レワード ファッション立体マスク
・無印良品 繰り返し使える2枚組・マスク(サッカー織り)
・Angel Luna 水着素材マスク
・GUESS JAPAN GUESS LOGO MASK
・AOKI 抗菌・洗えるマスク
・Merryの宝箱 Y'Z(ZERO) 冷やしマスク(HYBRID)
・Aroma Bloom リバーシブル抗菌麻マスク(夏向けマスク)
・AOKI 夏に最適なダブル抗菌・洗えるクールマスク
・ユニクロ エアリズムマスク
・アラクス PITTA MASK
・無印良品 繰り返し使える2枚組・マスク(鹿の子編み)
・中川政七商店 ナデルと作った夏用のオーガニックコットンガーゼマスク
・Kheiki ニットマスク(コットンタイプ)
・無印良品 繰り返し使える2枚組・マスク(ムラ糸天竺編み)
・オンワード樫山 洗って繰り返し使える布製マスク
・オーシン 濡らしてひんやり夏マスク ウォーターマスク(ひもタイプ)
・ガゼール ウォッシャブルマスク

快適なマスクがどれかを調べるうえで、大前提となるのが「ウイルスの飛沫問題」です。WHO(世界保健機関)により「新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染で広がる」と言われるようになってから、マスク着用時は自分の飛沫(咳やくしゃみなど)を他者に移さないことが重要視されるようになりました(※7月上旬に、WHOは空気感染の可能性は除外できないという発言を加え、現在検討中)。

そこでまずは、今回テストするマスク18製品が「自分の飛沫を防げる生地かどうか」を調べました。

過去のマスク検証では、マスク生地のスキマからどれだけ外の微粒子が入り込まないかを検証していましたが、WHOのガイドラインにより検証を一部変更。今回は自分の飛沫をいかに外に出さないかに焦点を当て検証しました。

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水をくしゃみと想定し、霧吹きを使って肌側から水をかけ、マスクのすぐ後ろに置いた半紙に付着するかどうかで「飛沫を通す生地か」を確認しました。

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顔にマスクをつけた状態を想定し、マスクを器具で空中に浮かべて角度を整え、セッティング。

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飛沫は液体なので、霧吹きを使ってマスク内側から水を噴射。水をくしゃみと想定し、水を入れた強く噴射できる霧吹きを用いて、口に接する生地の内側に数回水を噴射しました。

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水分が生地を通過すると色が濃く変わる半紙をマスクから1cmほど離して置き、霧吹きの水が移らないかをチェック(移れば色が変化する)。

結果、どんなに薄いマスクでも目視できる限りでは全く水を通しませんでした。驚いたのは「PITTA」や「無印良品」「ライトオン」など1枚の素材でできた薄めのマスクでも、しっかりと水を受け止め、半紙の色は少しも変わらなかったこと。もちろんエアリズムなどの2枚の布を合わせたマスクも同様に、水移りはありませんでした。

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水に触れると色が変わる半紙が全く変化なし!

よって、どんなに薄いマスクでも目視できる限りでは全く水を通さなかったことから、今回テストした夏マスク18製品は自分の飛沫を防げる可能性大でしたので、安心して使えるラインナップとなっています。

それでは、本題のテスト内容について解説します。

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今回テストするのは、ユニクロのエアリズムマスクや無印良品の夏用マスクといった人気製品をはじめ、ファッションブランド発の製品やAmazonで購入できる製品を含めた全18製品。弊社の検証部門「LAB.360」の室長松下氏と研究員の塩原氏の協力のもと、検証しました。

夏を快適に過ごせる最強のマスクを探すべく、次の3項目をテストしました。

50回手洗いをして傷み具合の経過をチェック。一般的な使用状態を考慮し、毎回洗う度に耳を10回引っ張るなどの過酷テストを繰り返しました。

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まずは、ぬるま湯に洗剤を入れます。

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その後、10分放置。

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マスクを押し洗いします。

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