食事制限や運動を頑張っているのにお腹がぽっこりと出ていて、ちっともやせない。そんな悩みを抱えている方は多いです。腹部についた脂肪は落ちにくいからと諦めてしまう前に、お腹がやせない原因を見つけて自分に合った対処法を実践してみましょう。
なぜ、お腹はやせにくいの?
腹部の臓器を脂肪が守っている
太っているわけでもないのに、お腹だけ出ている方はよく見かけますよね。女性にとっては悩みの種のひとつです。なぜ腹部には脂肪がつきやすいのでしょうか。その原因は、生命維持に必要な臓器を脂肪で守るため、そして余った栄養を脂肪にかえて貯蔵しておくためだと言われています。
脂肪には種類ある
<内臓脂肪>
内臓脂肪とはお腹まわりに蓄積する脂肪で、男女関係なくつきやすい脂肪と言われています。また、生活習慣病に繋がりやすいため注意が必要です。
<皮下脂肪>
皮下脂肪は、皮膚の下に定着している脂肪で、特に女性は妊娠や出産に備えて胎内を守るため皮下脂肪がつきやすいと言われています。そのため、適度な皮下脂肪は問題ないと考えられています。 しかし、皮下脂肪は一度ついてしまったら落としにくいという特徴があるので注意しましょう。
脂肪がついてしまう原因
姿勢の悪さ・骨盤の歪みで脂肪がつく
片側に重心をかけた立ち方や、猫背、座ったときに脚を組む、肘をつくなどの姿勢が原因となって、骨盤のゆがみに繋がります。姿勢の悪さは骨盤が歪むだけでなく腹部の筋力が低下することもあります。さらに、動くことが少ない部位が脂肪の貯蔵場所になりやすいので、腹部には脂肪がつきやすいと言われています。
偏った食生活
忙しくてつい、菓子パンやファストフードなどに頼ってしまうこともありますよね。しかしこれらの食品はカロリーが高く、エネルギー量や塩分量が高めです。また、野菜不足になるとビタミンが不足し、太りやすくなる場合があります。野菜に含まれるビタミンB群は食べたものを効率よく代謝することをサポートしますので、不足しないようにしましょう。
さらに良質なたんぱく質も、太りにくくするには不可欠な食材です。肉や脂を全く摂らない食生活は体調を崩しやすく筋肉量が低下しやせにくいカラダになる原因にもなります。
便秘が原因でぽっこりお腹かも?!
野菜不足や、食事量を極端に減らした食事、なにかの食材だけに偏った食事をすることで、便秘になりやすくなります。便秘が続くことでぽっこりお腹が出てしまうことも考えられるので、排便をしっかり習慣化することも大切です。
ポッコリお腹を改善させる方法
姿勢を正しくする
今すぐに始められるポッコリお腹の解消法は、「姿勢を正しくする」「その姿勢を維持する」ことです。正しい姿勢を維持するするコツは、小さなことの積み重ねと言えるでしょう。
例えば、歩いているときには背筋を伸ばしながら、一本の線の上を歩くように意識をしながら歩くといいでしょう。 さらには、長時間座っていることが多い方は、時々トレッチや立ち上がって動くことも大切です。
食べ方を意識する
食事で食べ方を少しだけ意識するだけで、極端な食事制限などを行わなくても、太りにくくなりますよ。その方法は、よく噛んで食べる順番を考えながら食べることです。まず、食事は1口につき30回程度噛むことが理想的です。
また、食べる順番は「野菜などの食物繊維/汁物」→「おかずなどのたんぱく質」→「主食の炭水化物」の順に食べましょう。これを意識することによって血糖値の急上昇を抑制し、脂肪となって蓄積されることを防ぎます。また、食べ過ぎを予防することにも期待できますよ。
運動習慣を身につけよう
有酸素運動は、一定のリズムで多くの酸素を体内に取りいれながら行いますよね。酸素を取り入れることで糖質や脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出し消費します。例を挙げるとジョギング、ウォーキング、縄跳び、水泳などが有酸素運動に該当します。
この運動を、無理なく継続することが大切です。長時間続ける必要はありません。少しづつでも、その積み重ねが脂肪燃焼へ繋がるのです。