無料の会員登録をすると
お気に入りができます

「伝える力」を鍛える7つのトレーニング方法

ライフスタイル

「伝える力」に自信はありますか? 自分の話が相手にうまく伝わっているかどうか不安だったり、人に説明するのが苦手だったりという人の方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、「伝える力」を向上させる7つのトレーニング方法を、株式会社櫻井弘話し方研究所の櫻井弘さんに教えてもらいました。

(3)「め」:目配りで反応を確かめるトレーニング

picture

「伝える力」に欠かせないコミュニケーションのスキルとして、アイコンタクトがあります。

目で言葉を伝えて、目で相手の反応をキャッチする! つまり、「双方向のコミュニケーション」を意識することがより良く伝わる結果に結びつきます。

アイコンタクトのトレーニングとしては、相手の両目見ないで、まずは「自分の左目で相手の左目を見る」ようにします。

なぜかというと、左目は感性を司る「右脳」とつながっているので、左目を合わせることで相手に「感じの良さ」を伝えることができるからです。

この右脳の作用により、効果的で感じの良いアイコンタクトができます。

(4)「い」:一時に一事の原則「あれもこれも」にならないトレーニング

picture

伝える側の心理としては「少しでも情報は多い方が伝わるであろう」「関連情報としてさまざま提示してあげた方が伝わるだろう」という考えが先行しがちです。

しかし、結論から言うと、それはかえって逆効果です。

たとえてみれば、幕の内弁当のようなもので、「具は多いけれど、印象に残らない!」のです。

簡潔に話し、ポイントを絞る伝え方のトレーニングとしては、短文で区切って「。」の多い文章で話すということ。

そして、「〜について3つお伝えいたします!」という「3点法」を取り入れると効果的です。

(5)「よ」:話の予告をすることで見通しを示すトレーニング

picture

何かを伝える時、「今日の目的は○○するようになることです!」と話の目的やゴールを示すと、見通しがついて聞き手は安心して話を聞く体勢が整います。

そうすることで、結果的に伝わる確率も高まります。

話に限らず、先の見通しが見えないと、人間は「不安感」を抱きます。こうなると、伝わるものまで伝わらない状態になり兼ねません。

そのため、相手に安心感を持って耳を傾けてもらえるよう、話の予告をする意識付けをしていきましょう。

(6)「こ」:言葉の吟味をするトレーニング

picture

専門用語は、専門家同士に伝えるのであれば話が早いかもしれません。

しかし、相手が専門家でない時に使ってしまっては、かえって聞き手を混乱させて、その後の内容も全く伝わらなくなってしまします。

したがって、何かを「誰か」に伝える時には「相手は誰か?」と自問自答し、相手に理解できる言葉選びになっているかどうか、事前検証を行うトレーニングをしておくと良いでしょう。

(7)「れ」:例を挙げて伝えるトレーニング

picture

日本人の伝え方は「解説調」といって、淡々と、立板に水のごとく、理路整然と、しかも同じリズムで伝える傾向がありました。

こうなると、聞き手からすると、まるで子守唄のようにしか聞こえず、結果的に伝わりません。

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ