江戸時代のカステラの食べ方がTwitterで話題になっています!なんと、お料理のようにアレンジする食べ方だそうですが……おいしいのでしょうか?気になる作り方から実際の味わい、さらなるアレンジレシピまで実食レビューでご紹介します!
milkpop
江戸時代のカステラの食べ方、知ってる?
室町時代末期に日本に上陸した「カステラ」。長らく日本で愛されてきた定番の和菓子ですが、江戸時代には想像を超える独特な食べ方をされていたってご存知でしたか?
近頃のツイッターでは、そんな「江戸時代のカステラの食べ方」が紹介され話題となっているようですよ。スイーツの概念を斜め上に飛び越えているそうですが、その作り方やいかに……?本当においしいのか実食して検証してみました!
カステラに大根おろし!? SNSでも話題騒然
こちらが噂の江戸時代のカステラの食べ方。お、お吸い物にしちゃうんですか!? さらに大根おろしまで!?えええ……一周回ってもはや新しい(困惑)
おいしそうな組み合わせには思えませんが、投稿者である腹黒屋さん(@shop_haraguro)によると「上品な卵麩という感じ」なのだそう。うーん、確かに材料的には似ていますが甘くはないんでしょうか……?
にわかには信じがたい食べ方ですが、驚くことに「長崎の卓袱料理では今でもその食べられ方をしている」のだそう!なるほど、砂糖が貴重な当時はあまり甘くなかったから、こんなふうに食べられていたのですね。
実際試した方のコメントを見てみても「摩訶不思議、こんなに合うなんて!」「数日経ったパサパサのカステラが創作和食に変身した!」「酒の肴にピッタリ!日本酒が合うかなぁ」などなど軒並み高評価!ちなみに、
「わさび醤油で食べてもおいしい」そうです。最初はええーっ!て思いましたが、お寿司の玉子だって甘いですし、もしかしたら意外と合うのでは……?なんだかおいしそうな気がしてきました。
腹黒屋さんのコメントによれば「安いカステラを使った方が当時の食感に近くなる」とのこと。なんでも「高級品だと味の自己主張が激しいのと、しっとりし過ぎて駄目」なのだとか。
明治時代に入るまでは水あめが使われていなかったので、カステラはパサパサした食感だったようですね。さっそく安い切りっぱなしカステラを購入して作ってみました!
お江戸風カステラの作り方
Photo by milkpop
まずはスタンダードな大根おろしとお吸い物からチャレンジ!カステラは6切入り300円程度のものを使用しました。
▶材料
Photo by milkpop
・カステラ……2切れ
・水……400cc
・出汁パック……1個
・塩……小さじ1/2弱
・醤油……小さじ1
・大根……3cm程度
・お好みでゆずの皮や青菜
▶手順
Photo by milkpop
1.大根を円を描くようにすり下ろします。水分はザルで漉して軽く絞っておいてくださいね。
Photo by milkpop
2.お吸い物の汁を作ります。出汁パックのパッケージに従いお出汁をとりましょう。今回は沸いたお湯に出汁パックを3分ほど煮出しました。出汁がとれたら塩と醤油で味を整えましょう。
Photo by milkpop
3.カステラをカットします。今回は玉子焼きっぽい見た目になるよう、大根おろし用は縦に3等分!
Photo by milkpop
4.お吸い物用はお麩をイメージしてサイコロ状にカットしました。
Photo by milkpop
5.お吸い物用カステラを1/2切れ分茶碗に入れ、上からだし汁をかけます。お好みでゆずの皮や青菜をトッピングし、別皿に大根おろしとカステラを盛り付けたら完成です!