本屋大賞受賞作、読んでみない?
寒い季節はどうしても家にこもっちゃう…。そんな冬の引きこもりライフ、せっかくなら本を読んでみませんか?
いざ本を読もうと思ってもどれを読もうか迷ってしまう方は多いはず。そこで、書店員さんの投票によって決まる本屋大賞を受賞した本から、おすすめ作品をご紹介致します。
①蜜蜂と遠雷/恩田陸(幻冬社)
読めば誰しも音楽に触れたくなる、ピアノコンクールを舞台にした恩田陸さんの長編小説。
表現力がすごい。本当に音が聞こえてくる、面白く読ませていただきました。
音楽を言葉だけで描き切る、作者の驚異的な筆力にビックリ!コンクールの予選から本選までをコンテスタント、観客、審査員の目線から描いていて、あっという間にその臨場感に引き込まれます。
蜜蜂と遠雷/恩田陸
幻冬社
¥ 1,800
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、音楽を描いた青春群像小説。予選から本選まで加速していく物語から目が離せません。2017年本屋大賞受賞。直木賞と本屋大賞のW受賞を史上初めて達成しています。
②羊と鋼の森/宮下奈都(文藝春秋)
「夢を持つ」大人にも青少年にもお勧め出来る本です。
ピアノの調律師となって成長していく青年の物語。立ち止まったり挫けそうになりながらも努力を重ねていく主人公の姿は、仕事への向き合い方を見つめ直すきっかけをくれるはず。
羊と鋼の森(宮下 奈都)
文藝春秋
¥ 1,620
一人の青年が調律師として、人として成長する姿を繊細な言葉で綴った長編小説。心に響く美しい言葉と穏やかで優しい空気感に、心が清められていくようです。2016年本屋大賞受賞。
③鹿の王/上橋菜穂子(KADOKAWA)
「守り人」シリーズなどで知られる上橋菜穂子さんの、老若男女問わず楽しめるファンタジー小説「鹿の王」。
ファンタジーなのに、細い描写にとても現実感があって、ぐんぐん引き込まれました。
しっかりと練られた背景、美しい世界観…壮大な物語にグイグイ引き込まれます。「ファンタジーの世界にどっぷり浸かりたい」という方におすすめです。
④海賊とよばれた男/百田尚樹(講談社)
人として何が一番大切なのかを改めて教えてくれます。
出光佐三をモデルにした人物が主人公の経済歴史小説。本の厚みに圧倒されるかもしれませんが、読み始めると話に引き込まれてあっという間に読み終えてしまうはず。骨太な人物の話が読みたい人におすすめです。
⑤舟を編む/三浦しをん(光文社)
辞書作りの大変さを学ぶとともに、温かい人間模様にも触れることができる秀作です。
読めば辞書を一冊手元に置いておきたくなる、辞書作りが題材となった三浦しをんさんの長編小説。新しい辞書を完成させるために集った人々の人間模様が描かれ、言葉の力が全編に散りばめられています。
舟を編む/三浦しをん
光文社
¥ 620
新しい辞書を編集するために編集部に集った面々の織りなす物語。内容も登場人物もタイトルもすべてハイセンス!辞書への熱意や喜び、作るための苦労はもちろん、言葉への敬意を感じ取ることができます。2012年本屋大賞受賞。