「バーミキュラ」って知ってる?
世界一、素材本来の味を引き出す鍋
こちらのおしゃれな鋳物ホーロー鍋、実は日本製です。「バーミキュラ」という名前で、愛知ドビーという老舗鋳造メーカーが“世界一、素材本来の味を引き出す鍋”を目指して作りました。
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バーミキュラの魅力は、食材本来のおいしさを最大限に引き出してくれること。大人気で予約待ちも続出している鍋なのです。今回は、手料理がもっとおいしくなるバーミキュラの魅力をたっぷりとご紹介します。
バーミキュラの「世界一おいしい」魅力
1つで4役、料理のバリエーションが広がる
バーミキュラはこれ1つで①無水調理、②炊く、③ロースト、④スチームという4つの機能を持っています。そのため、これ1つで無水調理でカレーを作ったり、ご飯を炊いたり、ローストビーフを作ったり、スイーツやデザートを作ることまでできるのです。
これを使うだけでおいしい料理が作れるので、料理をすることが楽しくなります。そんな、おいしい料理を作れる理由とはどこにあるのでしょうか。
鋳物とホーローで旨みを逃さない
鋳物の調理器具と言えば、ダッチオーブンが有名です。その鋳物にホーローを吹き付けることで、鉄の持つ「熱伝導性の良さ」、鋳物に含まれる炭素とホーローの持つ「保温性と遠赤外線効果」を併せ持つことができます。
この鋳物とホーローの2つの特性により、食材の旨み、素材のおいしさが最大限に引き出されているのです。野菜を煮れば甘みやうまみが引き出されます。厚さ3mmの鋳物の鍋にホーローを吹き付ける技術が非常に難しく、日本ではバーミキュラの会社だけが実現しています。
無水調理で栄養も逃がさない
さらに、バーミキュラは無水調理ができる鍋でもあります。無水調理を叶えるために、鍋のフタを0.01mm単位まで手作業で削っています。密封性が高く無水調理ができる鍋というのは、食材の栄養価が逃げにくいのです。
鋳物とホーローで食材の素材の旨みを引き出し、密封性の高い無水調理で栄養も逃がさない。家庭の手料理でも格段においしい料理が作れる理由は、ありそうでなかった2つの機能性を組み合わせる技術にありました。
世界一おいしい秘密は“熱の伝わり方”
食材の熱の伝達には、フライパンで焼くような「熱伝導」、蒸気で蒸すように食材を表面から全体的に温める「対流」、電子レンジのように組織を壊さず内部から温める「放射熱」の3つがあります。
バーミキュラの開発にあたってはこの3つをバランスよく活用し、「トリプルサーモ」という独自の熱伝達方法を考え出しました。そのためには高い技術力が必要でした。まずは鍋底をリブをつけることで食材に直接熱が加わるのを抑えました。
そして厚さ3mmと3層のホーロー構造により遠赤外線の放射熱で食材を内部から温めると同時に、フタの形と密封性の高さでうまく対流を起こして食材を外側からも温める構造に。このトリプルサーモにより、じっくり食材に火を通し、素材のうまみを引き出す鍋が実現しました。
ダブルハンドルで持ちやすい
バーミキュラはフタにも本体にも持ち手があるダブルハンドルです。実はこの形のおかげで、女性でも持ちやすく、重さを感じにくくなっています。
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職人さんの手でひとつひとつ仕上げているため曲線は滑らかで、持った瞬間から優しい心遣いを感じられるはずです。
やさしい色の裏にあるやさしい理由
バーミキュラはカラーバリエーションも豊富で、キッチンに彩りを取り入れられるのもうれしいポイント。ナチュラルベージュやストーン、マットブラックなどベーシックな色の他に、パールピンクやパールグリーンもあります。
カドミウムという成分を使えばもっと鮮やかな発色ができるのですが、有毒なのでバーミキュラでは使われていません。柔らかく淡い色には、やさしい理由があったのです。